先日、ねこママの方、つまり母方のお墓参りに行ってきました。
ずっと、ねこママもねこも行きたいと思っていたのですが、我が家からは遠方になるので、車がないと行けず、ずっと悶々としていました。
そんなとき、弟が指を骨折して仕事をしばらく休むことになり、車を出してもらえることに。
運転はできるんだ!と思いながらも、念願かなってのお墓参りでした。
ねこ達が着いたときには、ねこママの妹とその息子、つまりねこにとってはいとこになる人と、ねこママの兄が来ていて、すでに掃除を始めていました。
早速、ねこも軍手をして草むしり。
すると、相変わらずすっとぼけた叔父が、
「ねこ〜。ここの草が取れないんだよ。取ってくれ〜」
と言うのですが、そこ、車道ですから。
うちの敷地じゃないので、掃除しなくていいですから。
もはや戦力外通告を受けた叔父をしり目に、みんなでお墓をきれいにして、ふと墓石の横を見たら、ねこの大好きなおばあちゃんの命日の翌日でした。
「あ〜。おばあちゃん、ごめんね。全然、来なくて。呼んでくれたんだね。弟の指を折って……」
そんなことを思いながら、手を合わせました。
ねこは、おばあちゃんっこでした。
おばあちゃんが大好きでした。
おばあちゃんも、ねこのことをとても可愛がってくれました。
でも、ふと思ったんです。
ねこは、おばあちゃんが何色を好きだったのか知らない。
どんな花が好きだったのかも知らない。
いつも、どんな思いで生きていたのかも知らない。
おばあちゃんの好きなものも、嫌いなものも知らない。
どんな本が好きだったのか。
どんな音楽が好きだったのか。
何も知らない。
普段は陽気で、ねこの友達が遊びに来ると、踊りながらお菓子を持ってきてくれたりするおばあちゃんでした。
でも、その明るさの奥で、どんなことを思っていたのか。
ねこは、何も知らなかったんです。
というより、考えたこともなかったのかもしれません。
おばあちゃんのことを何も知らなかったことに、ねこはショックを受けました。
あんなに大好きなおばあちゃんだったのに。
おばあちゃんのことを知っていると思っていたのに。
本当は、何も知らなかった。
聞きもしなかった。
今なら、たくさん聞きたいことがあります。
おばあちゃんは、何色が好き?
どんな花が好き?
何が食べたい?
何が嫌い?
どんなことをしているときが楽しかった?
どんなことを考えながら、生きていたの?
おばあちゃん、ごめんね。
何も知らなくて。
ねこは、生まれ変わっても、おばあちゃんの孫になりたいとずっと思っています。
でも、できることなら、今の記憶を持ったまま生まれ変わりたい。
そして今度は、おばあちゃんのことをたくさん知りたい。
