猫は、人をよく見ています
性別よりも、声の大きさ、動き方、距離感。猫が安心する人には、ちゃんと理由があります。
おはようございます。ねこです。
今さらながら、猫って本当に不思議ですよね。
こちらは仲良くなりたくて声をかけているのに、すっと離れていく。反対に、たいして何もしていない人のそばには、なぜか自然に寄っていく。
「え、なんでそっちなの?」と思うこと、ありませんか。こんなに愛しているのに、チョー片想いだったりして。
抱っこしようとすると逃げるのに、静かに座っている人の足元にはちょこんといる。名前を呼んでも来ないのに、何も言わずにテレビを見ている人の近くでは、安心したように寝ている。
猫に好かれる人には、「天才か!?」と思うようなときがあります。凡人ではなく、もう「才能あり」ってやつです。
猫は男性より女性を好みやすい、と言われることもあります。たしかに、低い声や大きな足音、急な動きにびっくりしてしまう猫もいます。
でも、ねこは最近、猫が見ているのは性別だけではないなと思うようになりました。
もしかしたら、猫に好かれる人って、猫を追いかける人ではなく、猫に選ばれるまで待てる人なのかもしれません。
猫は男性より女性が好き、だけでは片づけられない
猫は男性より女性になつきやすい、という話はよく聞きます。
女性のほうが声が高めでやわらかく聞こえやすい、動きが比較的ゆっくり、ということはあるかもしれません。逆に、低く響く声や大きな足音、急に近づく動きは、猫にとって少し怖く感じることがあります。
ただ、猫が見ているのは「男性か女性か」だけではありません。
同じ男性でも、猫に好かれる人はいます。反対に、女性でも、急に抱っこしたり、しつこく触ったりすれば、猫に避けられることもあります。猫が子どもを苦手に感じることがあるのも、この予測できない動きが理由のひとつなのかもしれません。
猫にとって大事なのは、その人の空気感なのだと思います。
逃げたときに追いかけてこないか。近くに来たときにすぐ捕まえようとしないか。猫が「今はイヤ」と言ったときに、ちゃんとやめてくれるか。
猫は気まぐれと言われるけれど、実はかなり冷静に人間を観察しているんじゃないかな、と観察されまくりのねこは思っています。
我が家で猫に好かれているのは、静かな弟です
我が家の弟は、猫にとても好かれています。
男性だから警戒される、というより、猫にとって安心できる人なのだと思います。
家にいるときは、ほぼソファに座ってテレビを見ているだけ。それも、同じ映画を何度も見ているので、ねこからすると「飽きないの?」と思うのですが、本人は「3回目くらいになると飽きてくる」と言いながら、まだ見ています。しかもゾンビ系。ねこにとっては、なかなか謎の弟です。

でも、猫から見ると、その「静かにそこにいるだけ」がいいのかもしれません。
ソファに寝転びながら、じーっと同じ映画を見て、大きな音を立てない。猫に話しかけるときも、静かに話す。猫がそばにいて撫でるときも、ノールック。猫が離れていったら、そのまま。
追いかけない。無理に抱っこしない。しつこく触らない。猫が来たら受け止めるけれど、猫が離れたら追わない。
猫が「おやつ〜」と言って来たら、いそいそとおやつを用意する。まさに下僕の鏡です。
さらに、弟は猫のトイレを3つ用意し、各部屋にキャットタワーを置き、ごはんもささみをゆでたりしながら工夫しています。弟は、ねこに押し付けられた子を含めて3匹飼っているので、猫たちの暮らしにかなり合わせているのだと思います。
猫から見たら、「この人は自分たちのことをちゃんと考えてくれている人」なのかもしれません。いや、正確には「あたちたちの下僕よ!でも大好き!」なのかもしれません。
その証拠に、マルちゃんという巨大化しすぎてツチノコのようになってしまった女子は、弟が大好きです。弟が寝ると、弟の顔に自分の顔や体をのせて寝るそうです。
ねこは、弟はいつかマルちゃんに命を取られるなと思って見ています。
マルちゃんは、ごはんをあまり食べません。本当に小食で、ごはんに興味がないのにあんなに太っているのは、避妊手術をしてホルモンバランスが崩れたからだろうとお医者さんには言われています。
猫って、食べ方も体型も性格も、本当にその子によって違いますよね。だからこそ、毎日の様子を見ている人には、猫も安心するのかもしれません。
猫の「今はイヤ」を待てる人は強い
猫に好かれる人は、猫を喜ばせるのが特別に上手な人とは限りません。
むしろ、猫の「今はイヤ」を見逃さない人です。
眠っているところを何度も触らない。逃げた猫を追いかけない。嫌がっているのに抱っこし続けない。しっぽを大きく振っていたり、耳を横に倒していたりするときに、無理に構わない。
人間からすると「かわいいから触りたい」だけでも、猫にとっては「今はやめてほしい」ことがあります。
我が家のササちゃんは、ねこがソファにいると、絶妙な距離で座ってきます。ただ手を伸ばしただけでは届かない。でも、ねこが頑張って体を伸ばせば触れる距離。
つまり、「撫でてもいいけど、そっちから優しく撫でに来い」ということなのでしょう。
ねこは毎晩、ソファでストレッチ状態です。
花ちゃんは、ササちゃんが落ち着いたころに、ねこの膝の上に乗ってきます。でも、そのとき下手に触ると怒られます。なので、とりあえずそのまま。触っても平気よオーラが出ているときだけ、撫でてまったりタイムを楽しみます。
猫に好かれるって、たくさん触れることではなく、触っていいタイミングを待てることなのかもしれません。
大きな声や物音は、猫にはかなり強い刺激
一方で、ねこパパは耳が遠いこともあり、普段から声が大きく、物音も大きめです。そして、落ち着きがなくガチャガチャしています。
人間のねこでも「うるさいなぁ」と思うことがしばしばなので、猫にとってはなかなかの大敵です。
本人に悪気はなくても、猫からすると「びっくりする人」「近くにいると落ち着かない人」に見えてしまうのかもしれません。
花ちゃんが若いころは、ねこパパに本気で怒っていました。噛みついたり、シャーしたり、「やったるで!」という勢いでした。
今は花ちゃんも年を取り、猫が丸くなったので、ねこパパに会ってもそこまでの戦闘態勢にはなりません。でも、近づかずに「あの人、嫌い」オーラは全開です。
猫に近づきたいなら、まず声を少し小さくする。動きをゆっくりにする。急に上から手を出さない。じっと見つめすぎない。
多分、猫にとっては、予測できる行動をとる人のほうが安心するのでしょう。
だから、ねこはときどき「今から、歌っちゃうよ〜」とか言ってから歌ってみたりします。猫たちには、呆れた顔をして見守られるだけなんですけど。
もちろん、猫が危ないことをしたときは別です。そのときは大きな声や手を叩く音で注意をそらすこともあります。大切なのは、普段からむやみに驚かせないことなのだと思います。
猫ファーストな家は、ちゃんと猫に伝わる
猫に好かれる人は、接し方だけでなく、猫が暮らしやすい環境にも気を配っています。
落ち着いて使えるトイレ、ひとりになれる場所、高いところから部屋を見渡せるキャットタワー。こういう場所があると、猫は自分のペースで過ごしやすくなります。
弟の家にいる猫たちは、キャットタワーのてっぺんや窓際、お気に入りのお布団など、その日の気分で好きなところにいます。
我が家の高齢美魔女ペアは、ねこの部屋で、窓際の猫用ベッドやソファ、ねこのベッド、箪笥の上など、その日の気分でのんびり過ごしています。本当ならミミちゃんもササちゃんと一緒に寝ていたのに…って、いまだにロスから抜け出せないねこですが…。
そして、猫たちがのんびりしているときは、ねこも放置しています。
猫たちがのんびりしている部屋で、ねこものんびり本を読む。これは、猫飼いさんにとってはかなりの至福の時間ですよね。
猫は、安心できる逃げ場所があるだけでも、気持ちがずいぶん違うのだと思います。無理に構わなくても、落ち着ける場所を用意してあげることは、ちゃんと猫に伝わる愛情です。
キャットタワーや猫ベッド、トイレまわりの用品を見直したいときは、猫用品がまとまって見られるサイトを参考にするのもひとつの方法です。
ごはんを考えることも、猫ファーストのひとつ
猫ファーストな暮らしは、環境だけではありません。
毎日のごはんも、猫との信頼関係につながる大切な時間です。
ささみをゆでたり、食べやすいものを考えたり、年齢や体調に合わせてフードを見直したり。猫がちゃんと食べてくれるか、昨日と食べ方が違わないかを見ていると、ちょっとした変化にも気づきやすくなります。
猫って、気に入らないごはんには本当に正直ですよね。
「これは違うのよ」と言いたげに去っていくこともあれば、「今日はこれが食べたかったのね」と思うくらい、うれしそうに食べてくれる日もあります。
最近、弟の家の猫たちはささみに飽きたらしく、弟は今、次に何を出そうか悩んでいるみたいです。
ごはんって、ただ食べさせればいいものではなく、その子の好みや体調を見る大事な時間でもあります。
毎日のごはんを少し考え直してみることは、猫の体だけでなく、猫の気持ちを見るきっかけにもなります。
手作りの工夫も大切ですが、毎日の主食としては、猫の体に合う総合栄養食を選ぶことも大事です。食いつきや原材料を見ながら、その子に合うフードを探していく時間も、猫ファーストな暮らしの一部ですね。
猫の気持ちをもっと知りたいときに読みたい記事
猫に好かれる人を見ていると、猫が安心する距離感が少し見えてきます。あわせて読むと、うちの子の行動も「そういうことだったのかも」と思える記事をまとめました。
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猫に好かれる人は、猫を急かさない人

猫に好かれる人は、特別なことをしている人ではないのかもしれません。
大きな音を立てない。無理に触らない。猫が来たら受け止めて、離れたら追わない。トイレや居場所、ごはんを、その子に合わせて少しずつ整えていく。
それだけのことに見えて、猫にはちゃんと伝わっている気がします。
猫に好かれようと頑張るより、猫が安心できる人でいること。
結局、それが一番の猫ファーストなのかもしれません。
我が家は高齢猫ばかりなので、キャットタワーはありませんが、弟の家では大活躍!上から、見下ろしているときの勝ち誇った顔も可愛いし、キャットタワーの天辺で丸くなって寝ている姿も可愛い!
花ちゃんたちも、もう少し若かったら新しいキャットタワーを買ったのになぁ。
2段くらいの低いキャットタワーなら危なくないかな。でも、我が家はこのままでいいかな。
のんびりやっていこうね。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。

