そこは、猫の特等席
そこ、今いちばん見ている場所だから。猫はちゃんと、あなたの視線を知っています。
パソコン、新聞、チラシ、本の上に乗ってくる猫。困るけれど、そこには「見てほしい」「そばにいたい」という猫なりの気持ちが隠れているのかもしれません。
おはようございます。ねこです。
猫と暮らしていると、パソコンを開いた瞬間にキーボードの前に座られたり、新聞を読もうとしたら、ど真ん中に乗られたりすることがあります。
誰もいなくても、テーブルの上のチラシの上に座っていたり…「君たちはそこまでして、何かの上にいたいのかい」と聞きたくなる瞬間です。
「今じゃないのよ」と思うのに、その顔を見ると怒れない。むしろ、ちょっとかわいくて、作業の手が止まってしまうこともありますよね。
今回は、猫がパソコンや新聞の上に乗ってくる理由と、そんなときの接し方について、やさしく考えてみたいと思います。
猫がパソコンや新聞の上に乗るのはなぜ?
猫は言葉で「かまって」とは言えません。
でも、「かまえろ!」オーラは思いっきり出してきますよね。
パソコンや新聞の上に乗るのも、そのひとつなのかもしれません。
飼い主の視線の先に入りたいから
パソコン、スマホ、新聞、本。
どれも、飼い主の目線が長く向いているものです。
猫からすると、そこは「今、飼い主がいちばん気にしている場所」に見えるのかもしれません。
だから、その上に乗る。画面の前に座る。新聞の真ん中に寝転がる。
昔から、新聞を読んでいると当たり前のようにちょうど読んでいる記事のところに座り、「さぁ。私を読みなさい。私を撫でなさい」って歴代の猫たちはみんなやってました。「ちょっとごめんね」ってどかすと「なんてことすんのよ!さぁ、もう一度」って感じでまた乗ってきていました。みんな、可愛かったなぁ。
かまってほしいサインのこともある
作業中に近くへ来る、鳴く、手元に顔を近づける、キーボードの前に座る。
こうした行動は、「遊んで」「撫でて」「こっちを見て」というサインの場合があります。
特に、ふだん甘えん坊の猫や、飼い主のそばにいるのが好きな猫は、こちらが何かに集中していると、少し寂しく感じることがあるのかもしれません。
花ちゃんは、ねこがPCをいじっていると、PCの上ではなく、膝の上に乗ってきます。「花ちゃん、そこにいると見えません」と言っても知らんぷり。「さぁ、撫でていいのよ」って顔をしてねこを見上げるので、とりあえず、PCは休憩して花ちゃんタイムの始まりです。作業は一向に進まないんですけどね。
安心できる場所だから近くに来る
パソコンの近くは、飼い主が長くいる場所です。
ほんのり温かい、紙の感触が好き、飼い主の匂いがする。
そんな小さな理由が重なって、猫にとって安心できる場所になっているのかもしれません。
ミミちゃんは、よくPCの上に乗ろうとしていました。ちょっと目を離すとPCに「wwwwwwwwwwwwwwwwww」なんて謎のメッセージが打たれているのは、猫飼いさんあるあるですよね。
乗ってくる場所で少し見える猫の気持ち

猫がどこに来るかを見ると、そのときの気持ちが少し見えてくることがあります。もちろん猫によって性格は違いますが、「どんなふうに近づいてくるか」は、気持ちを知るヒントになります。
パソコンの前に座る
画面をふさいだり、キーボードに乗ったりする猫は、飼い主の視線を自分に向けたいのかもしれません。
キーボードの上を歩いて、謎の文字を入力していく猫もいますよね。困るけれど、ちょっと笑ってしまう瞬間でもあります。
PCの上を歩いて謎のメッセージを残すのは確信犯です。そして、そのメッセージは、ねこママのLINEと同じくらい謎で面白いです。
スマホを持つ手元に来る
スマホを見ていると、猫が手元に顔を近づけてきたり、横にぴったり座ったりすることがあります。
花ちゃんは、ねこがスマホをしていると、顔をぐいぐい近づけてきて邪魔をします。だから、ねこも、友達に謎のLINEを送る羽目になります(笑)
新聞やチラシの上に乗る
広げた新聞やチラシの上に、わざわざ乗ってくる猫もいます。
紙の感触が好きな猫もいますし、広げた紙がちょうどいい寝床のように見えることもあるのでしょう。
新聞を読もうとしたら、猫がどっしり座ってこちらを見る。
本当に紙1枚でもあれば、それに乗るってなんでなんでしょうね。そして、「とってやったぞ」的などや顔されると、「もう、その紙、進呈します」って気持ちになります。
本やノートの上に乗る
読書やメモの時間に、本やノートの上へ乗ってくる猫もいます。
ノートにメモを書いていると、やっぱり顔を押し付けてくる花ちゃん。そして、「ねこって字が下手なのね」「ダイイングメッセージなのか」ってみんなに思われるだろうな~っていうメモが完成するんです。
少し離れた場所からじっと見る
直接乗ってこなくても、少し離れた場所からじっと見ている猫もいます。
これは、かまってほしいけれど様子を見ているときや、そばにいるだけで安心しているときにも見られます。
近づいてこないから甘えていない、というわけではありません。
猫には猫の距離感があります。
その距離を無理に縮めず、「そこにいるんだね」と見守ることも、猫との大切なやりとりだと思います。
ササちゃんは、あまり紙の上に乗ったりしませんね。そもそもテーブルの上に乗ることもないかも…
でも、ねこの隣の椅子に座って、ねこをジーっと見て鳴いたりするので、なでなでしてあげています。ササちゃんは、甘えたいけれど甘えるのが少し苦手なんだと思います。今まではミミちゃんがいて、ミミちゃんLOVEで過ごしていたから、ちょっと可哀想です。
邪魔されたときに怒らないほうがいい理由
作業中に猫が乗ってくると、困ることはあります。けれど、強く叱る前に、猫が何を伝えたかったのかを少しだけ考えてみてもいいかもしれません。
猫には「なぜ怒られたのか」が伝わりにくい
猫は、人間の都合で「今は作業中」と理解しているわけではありません。
甘えに来た。そばに来た。安心したくて近づいた。
それなのに強く怒られると、猫にとっては「近づいたら嫌なことが起きた」と感じてしまうことがあります。
まずは短く声をかける
「来たの?」
「ちょっと待ってね」
「そこにいたいのね」
そんなふうに短く声をかけるだけでも、猫は安心しやすくなります。
花ちゃんのときは、作業を止めて花ちゃんタイムでねこも癒されています。ミミちゃんはPCに乗ってきたので、そっと降ろして「あとで遊ぼうね」って言いながらも、ミミちゃんタイムだったなぁ。
少しだけ相手をしてから戻る
どうしても作業を続けたいときは、少しだけ相手をしてから戻るのもひとつです。
数分撫でる。声をかける。少しだけ一緒にいる。
それだけで、満足してすっと離れてくれることもあります。
花ちゃんもミミちゃんも、少し一緒にいて撫でてあげると、満足して自分のお気に入りの場所に戻っていきました。
降りてもらいたいときの接し方
かわいいとはいえ、パソコンの上や新聞の真ん中にずっと座られると困ります。そんなときは、猫を否定するのではなく、別の安心できる場所へ誘導してあげるのがよさそうです。
無理に押しのけない
急にどかすと、猫が驚いたり、不満を感じたりすることがあります。
まずは名前を呼んで、ゆっくり手を添える。
降りてくれたら、軽く声をかける。
小さなことですが、猫にとっては大事な安心になります。
花ちゃんを膝の上から降ろすときは、一度、抱っこしてなでて、チューして「ちょっとだけごめんね」って言って降りてもらいます。「えーっ」って顔をするときもあるけれど、大概は、デスクの隣にあるねこのベッドに移動してねこを見張る体制に入ります。
隣に猫の居場所を作る
パソコン作業のそばに、小さな猫ベッドやブランケット、お気に入りのおもちゃを置いておくと、猫も「近くにいたいけれど、ここで落ち着ける」と感じやすくなります。
猫用ベッドやおもちゃ、爪とぎなどをまとめて探すなら、【犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』】を見てみるのもいいですね。
猫は「離れたい」のではなく、「近くにいたい」ことが多いです。
だから、作業場所のすぐ横に猫の居場所を作ると、飼い主も猫も少し過ごしやすくなります。
ねこが、自室でPCをいじっているときは、ササちゃんは窓際のササちゃんベッドで寝ています。花ちゃんもねこのベッドかタンスの上にいるので、狭い部屋の密度は濃くなりますが、振り向けば花ちゃん、ササちゃんで幸せ密度もマシマシです。
おもちゃや寝床に誘導する
降りてほしいときは、怒るよりも、別の楽しい場所や安心できる場所に誘うほうがうまくいきやすいです。
お気に入りの寝床、窓辺、ブランケット、おもちゃ。
猫が好きな場所をいくつか用意しておくと、「ここじゃなくても大丈夫」と思ってくれることがあります。
花ちゃんもササちゃんも高齢美魔女なので、おもちゃで遊ぶことは少なくなりましたが、お気に入りの場所に移動してもらっています。
危ないときは静かに移動する
パソコンの熱、コード、熱い飲み物の近くなど、危ないときはそのままにしないほうがいいです。
その場合は、静かに抱えて移動します。
移動したあとに、安心できる場所へ案内してあげると、猫も落ち着きやすくなります。
ねこの場合は、優しくないかな。熱いお茶が入ったカップがそばにあったら「あー。あぶなーい!」って言ってパッと抱き上げてどかしてしまいます。そして、「熱いから危ないでしょ!」ってちょっと叱ってしまいます。
猫と心を通わせるのは、特別なことではない
猫と仲良くなるために、特別なことをする必要はないのかもしれません。毎日の小さな声かけや、急に怒らないこと、猫のペースを少し待つこと。その積み重ねが、猫との関係を作っていくのだと思います。
「邪魔」ではなく「伝えに来た」と見てみる
パソコンの前に座る猫も、新聞の上に乗る猫も、ただ困らせたいわけではないのだと思います。
そう思うと、少しだけ受け止め方が変わります。とにかく、邪魔をしにきて危なくない状況なら、とりあえず遊ぶか一声かけて撫でるようにしています。
食事の準備をしているときに「何してるの~?おいしいものあるの~?」って花ちゃんがよく見に来ますが、そのときは危ないので、「どいて」って言って降りてもらっています。
自分の休む時間も大切にする
猫と過ごす時間も、自分がゆっくり休む時間も、どちらも大切です。
読書やスマホ時間のあと、首や肩が疲れやすい方は、自分に合う枕を見直してみるのもひとつです。
枕や抱き枕、足枕を探すなら、枕・抱き枕・足枕の専門店【OYASUMI】も選択肢になります。
猫にやさしくするためにも、自分自身が疲れすぎないことは大事です。
ゆっくり休める時間があると、猫の小さな甘えにも、少し穏やかに向き合える気がします。
PCで作業をしていても、膝の上に乗ってくるとそのままねこもベッドインして、ゴロゴロタイムにしてしまうこともあります。猫とゴロゴロ…幸せ時間です。
猫と暮らす時間、自分の時間をもう少し心地よくしたい方へ
パソコンや新聞の上に乗ってくる猫の行動には、「見てほしい」「そばにいたい」という気持ちが隠れていることがあります。猫の甘え方や安心できる居場所、そして50代からの自分時間について、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
- 猫の“かまってサイン”を見逃さないで|甘え方の違いと本音
- 猫が飼い主の顔を見つめる理由|そこにある信頼の証
- 猫にとって“いい家”ってどんな家?|50代女子ができる小さな環境づくり7つ
- 自分ファーストはわがまま?50代女子が嫌われずに自分を大切にするコツ
- 50代女子の一人時間の過ごし方|寂しさも自由も大切にするヒント
邪魔しているように見えても、猫はあなたを見ている

パソコンの前に座られると困ります。
新聞の上に乗られると読めません。
本の上に寝転がられると、ページもめくれません。
でも、そういう小さな邪魔ほど、あとから思い出すと愛おしい時間になっている気がします。
ねこは、ずっと猫を飼っていますが、「あの子もあの子も新聞紙が好きだったなぁ」「あの子は、うつぶせになって新聞を読んでいると背中に乗ってきたな~」「ミミちゃんはPCの邪魔をしたなぁ」ってずっと覚えています。
「ちょっと~じゃま~」とか言いながら、そっとどかす瞬間の「え?この私をどかすの?」っていう顔。どこを切り取っても可愛いしか残っていません。
みんな、いつか想い出になってしまうから、その瞬間は優しい気持ちで接してあげられたらって思います。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。

