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春の不如帰(ほととぎす)

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今年は、桜の時期に雨が多くて、気づいたら葉桜になっていました。

でも、この時期になると、不如帰がちゃんと「ホーホケキョ」って鳴けるようになっているんですよね。

春先は、まだ赤ちゃんなのか、「ホー」とか「ホケッ」とか「ケキョ」とか、聞いているこっちが脱力するような鳴き方で、心の中で「がんばれ!」って応援しながら聞いています。

それが、いつの間にか、ちゃんと「ホーホケキョ」「ホーホーホケキョ」なんて、いっちょ前に鳴いているんですよ。

「よし。今年も頑張ったね」
なんとなく、そんな気持ちになって、自然と笑みがこぼれます。

たぶん、不如帰も親から鳴き方なんて教わっていないと思うんだけど、ちゃんと自然に覚えていくんだなぁ。

そして、自然と飛べるようになって、餌をとれるようになって、親になって、また赤ちゃんの不如帰が「ホー」とか「ケキョケキョ」とか鳴くのを聞くんだろうなぁ。

誰かが増えても、誰かが減っても、季節は移ろっていくし、地球は回っている。

動物も人間も、ただただ小さい存在。

それでも、そんな地球で生きているのがねこ達。

好むと好まないとにかかわらず、人間として生まれてしまって、それでも何とか踏みとどまってる。

もう夜も暖かくなってきたので、ハンモックに甘酒はやめて、今日は桃ジュースに少しだけウイスキーを入れて、ゆらゆら揺れながら、星を見つけてミミちゃんとお話してきます。

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