猫の後追い、その理由は?
甘えたい?おやつが欲しい?それとも、ただ一緒にいたい?猫が飼い主の後をついてくる理由を、我が家の猫たちの様子と一緒に見ていきます。
おはようございます。ねこです。
飼い主が立ち上がると猫も立ち上がる。キッチンへ行けばトコトコ。トイレへ行けばドアの前で待機。
そんな「飼い主の後をついて回る猫」、いますよね。
ねこは、飼い主の後をずっとついて歩く猫を見ると、ちょっとうらやましくなります。
我が家の高齢美魔女ペア、ササちゃんと花ちゃんは、ほとんど後をついてきません。
ところが、おっさんたろさんは別。
すっごく甘えたいとき、撫でてほしいとき、おやつが欲しいときには、「にゃーにゃー」と言いながらねこの後をついてきて、足元にスリスリ。遊びたいときは、猫じゃらしをくわえながら後をついて回ります。
可愛い。
でも、危ない。
何度、転びそうになったことか。
こんなときのおっさんたろさんは、もはや「デンジャラスたろさん」です。
では、猫が飼い主の後をついてくるのは、やっぱり「大好きだから」なのでしょうか?
実は、甘えだけでなく、ごはんやおやつの要求、好奇心、安心感など、いろいろな理由があります。
そして、猫の性格や年齢、生活環境によっても、飼い主との距離感はかなり違うような気がします。
猫が飼い主の後をついてくる主な理由
猫の後追いには、「これが理由!」とひとつに決められないところがあります。同じ猫でも、そのときの気分や目的によって理由が変わることもあります。
飼い主のそばにいたい・甘えたい
まず考えられるのが、「飼い主のそばにいたい」「甘えたい」という気持ちです。
撫でてもらったり、声をかけてもらったり、一緒に過ごしたりすることが好きな猫なら、飼い主が移動したときに「どこ行くの?」と後をついてくることがあります。
昔、ねこが飼っていた猫の中にも、とにかく甘えん坊で、人の後をどこまでもついてくる子がいました。
トイレに入ればドアの前で待機。
何なら一緒に入ってきて、ねこを監視。「出たか?」みたいな顔をして…。
お風呂に入れば、やっぱりドアの前で待機。
入れてあげると、お風呂の蓋の上に乗って、そこからねこをじーっと監視していました。
ときどき湯船のお湯を前足でちょいちょい。そして、ペロッと舐めたりして。
今思い出しても、可愛かったな~。
あの子の場合は、何かを要求するというより、とにかく人のそばにいることが好きだったんだと思う。
ごはんやおやつなど要求がある
もちろん、「ただ一緒にいたい」だけが後追いの理由ではありません。
「ねこのことが大好きだからついてきてくれるのね」と喜んでいたら、目的はおやつだった。
猫と暮らしていると、これは結構あります。
おっさんたろさんは、まさにわかりやすいタイプ。
甘えたいとき、撫でてほしいとき、そしておやつが欲しいときには、「にゃーにゃー」と鳴きながらねこの後をついてきます。
しかも足元に入ってきてスリスリ。
可愛いけれど、転倒注意です。何度転びそうになり、たろさんを蹴っ飛ばしてしまったことか…。お互いに危険です。
猫は毎日の生活をよく見ています。「ねこがキッチンへ行く=もしかしたら何かもらえる」など、飼い主の行動と嬉しい出来事を結びつけて覚えていることもあります。
花ちゃんは、よく観察をしています。ねこがキッチンからふと顔を上げると、かなり離れたところから座ってジーっと見ています。「さぁ、下僕よ。おやつをここへ」って感じで。(笑)
猫が鳴きながら飼い主を呼ぶときの様子については、こちらの記事でも紹介しています。
▶ 猫が飼い主を呼ぶサイン5つ|信頼しているときに見せる行動
飼い主が何をしているのか気になる
何かを要求しているわけではなく、単純に「何をしているんだろう?」という好奇心からついてくる猫もいます。
猫って、「我関せず」という顔をしているくせに、意外と人のことをよく見ていますよね。
飼い主が立ち上がった。
「どこへ行くんだ?」
何か持っている。
「何だ、それ?」
別の部屋へ行った。
「ちょっと確認してくるか」
そんな感じでトコトコついてくる猫もいるのでしょう。
必ずしもベッタリ甘えているわけではなく、「何をしているのか、とりあえず確認しておこう」という監視員タイプもいそうです。

飼い主のそばにいると安心する
好奇心だけでなく、「飼い主の近くにいると安心する」という猫もいます。
いつもごはんをくれて、優しく撫でてくれて、安全な場所を用意してくれる人。
そんな飼い主のそばが安心できる場所になっていれば、部屋を移動すると一緒についてくることもあります。
確かに、ねこが自室にいると、ササちゃんと花ちゃんはいつもねこの部屋で寝ています。起きたときにねこがいないと、大声で鳴きながら、リビングまでやってくるのがササちゃん。
おやつが欲しいのか起きたらねこがいなくて寂しくなったのか…。ついでに、という顔して後をついてくるのが花ちゃん。うーん。やっぱり、おやつが目的な気がしてきた。
猫との暮らしの中で感じる安心感や信頼については、こちらの記事にも書いています。
後をついてこない猫は飼い主が好きじゃないの?
ここは、後をついてきてもらえない飼い主として、ぜひ言っておきたいところです。
後をついてこないからといって、飼い主への愛情がないわけではありません。
猫によって、甘え方も気持ちの伝え方も本当に違います。
高齢美魔女ペアは後追いより「無言の圧」
我が家の高齢美魔女ペア、ササちゃんと花ちゃんは、ほとんどねこの後をついてきません。
ササちゃんは高齢になり、歩いている途中でふっと止まってしまうこともあります。
「ちょっと物忘れがひどくなってきたのかな?」と思うこともあるので、普段の様子は気をつけて見るようにしています。
花ちゃんは、とにかく気まま。
ねこが歩いていても、「あ、どっか行くのね」という感じでチラッと見るくらい。
ところが、この2匹。
かまってほしいときには、ちゃんと意思表示をします。
PC作業をしていると、ふと背後から妙な圧を感じることがあります。
振り返ると、ササちゃんが床からジーッ。
花ちゃんは小さいテーブルの上からジーッ。
無言。
でも、ものすごい圧。
「あ、はい。撫でればいいんですね」
しばらく撫でてあげると満足したようで、それぞれ自分の寝場所へ戻っていきます。
後をついてこなくても、「今、ねこにかまってほしい」という気持ちはしっかり伝わってきます。
おやつの時間になると性格の違いが丸見え
そして、おやつになると、それぞれの性格がもっとはっきり出ます。
ササちゃんは大絶叫。
「おやつ!おやつ!おやつ!」と主張しているんじゃないかと思うほどの勢いです。以前、猫娘がササちゃんの鳴き声がどれくらい大きいのかを調べたら、電車が通過するときと同じデシベルだったらしい。
一方の花ちゃんは、ちょっとすました顔。
「私は別に関係ないけど。まあ、くれるっていうなら頂いてもいいけど?」
みたいな顔をしています。
でも、期待オーラは全開。
この違いを見るだけでも、猫の気持ちは「後をついてくるか、こないか」だけでは判断できないなと思います。
猫の性格や年齢でも後追いの仕方は違う
甘えん坊、慎重派、マイペース。人間と同じように、猫にもそれぞれの性格があります。
さらに、年齢を重ねれば若いころとは行動が変わることもあります。
ずっとついて回る甘えん坊タイプ
弟の家のマルちゃんは、巨体を動かしながら弟の後をついて回ります。
弟LOVEオーラ全開。
「そんなについてきてくれるなんて、いいな~」と、ねこはちょっとうらやましい。
猫が飼い主の後をトコトコついて回ったり、肩に乗ってきたりする姿を見ると、「いいな~。一度やってほしい」と思います。
でも。
おっさんたろさんが足元にスリスリするだけで、ねこは転びそうになっています。
さらに、マルちゃん級の巨体が肩に乗ってきたら……。
おそらく瞬殺で肩と腰をやられます。
そう考えると、今くらいの距離感がちょうどいいのかもしれません。
それでもやっぱり、ちょっとだけ後をついて回ってくれる猫はうらやましいです。

猫は飼い主の行動をよく覚えている
猫が飼い主の後をついてくる姿を見ていると、「ねこの行動パターン、全部覚えられているんじゃない?」と思うことがあります。
ごはんの時間、おやつを出す場所、寝る前の習慣。
毎日の繰り返しの中で、「この後はいいことがある」と覚えている猫もいるのでしょう。
猫の記憶力についてはこちらの記事でも紹介しています。
▶ 猫の記憶力ってどれくらい?数年前のことも覚えているって本当?
高齢猫は行動の変化も一緒に見ておきたい
性格だけではなく、高齢猫では年齢による行動の変化もあります。
若いころは後をついてきたのに、年齢とともにあまり動かなくなった。
反対に、今までしなかった後追いを急に始めた。
こうした変化がすべて病気というわけではありませんが、高齢猫の場合は「年だから」で終わらせず、食欲、睡眠、歩き方、鳴き方、トイレなど、ほかの変化も一緒に見ておきたいところです。
ぼんやりする、歩いている途中で止まる、夜に鳴くことが増えるなど、気になる変化が重なっている場合は、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
ササちゃんは、大好きなミミちゃんがいなくなってから、少しずつ変わってきています。だから、なるべく甘えたいときは甘えさせてあげるようにしています。
高齢猫の行動変化については、こちらの記事にもまとめています。
▶ 猫の認知症の症状とは?確認したい4つのサインと飼い主にできること
猫が後をついてきたらどう接する?
猫がトコトコついてくる姿は可愛くて、つい何でも言うことを聞きたくなります。
でも、まずは猫が何を求めているのか、少し観察してみましょう。
鳴き声や行き先も見てみる
鳴きながらキッチンへ行くなら、ごはんやおやつ。
飼い主のそばでスリスリするなら、甘えたい。
おもちゃの近くへ行って振り返るなら、遊んでほしい。
ただ同じ部屋まで来て座るなら、そばにいたいだけかもしれません。
「ついてくる」という行動だけでなく、その前後まで見ると、猫の気持ちが少しわかりやすくなります。
毎回要求どおりにしなくても大丈夫
猫の気持ちがわかっても、毎回すべての要求に応える必要はありません。
猫がついてくるたびにおやつをあげていれば、「ついていけばおやつが出てくる」と覚えてしまうかもしれません。
おやつではなく、少し撫でる、声をかける、おもちゃで遊ぶなど、そのときの様子に合わせて応えてあげれば十分です。
ササちゃんも大絶叫をしますが、試しにおやつをあげないで撫でて話しかけてあげてみたら、それで満足したらしくベッドに戻っていきました。だから、大絶叫=おやつではないのかもしれません。たいがいはおやつですが…。
猫ベッドや爪とぎ、おもちゃなど、愛猫が快適に過ごすための用品を探したい人は、犬・猫用品を幅広く扱っているペピイをチェックしてみてもいいですね。
足元についてくる猫は可愛いけれど要注意
猫が後をついてくるのは嬉しいものですが、ひとつだけ気をつけたいのが転倒です。
特に、おっさんたろさんのように足元へ入り込んでスリスリするタイプは要注意です。
デンジャラスたろさんに何度やられそうになったことか
突然、進行方向へスッと入ってくる。
踏まないように避ける。
こちらが変な体勢になる。
50代女子の肩と腰には、なかなか危険な動きです。
ねこもデンジャラスたろさんに何度転ばされそうになったことか。そして、何度蹴飛ばしたことか。
暗い廊下や階段では、猫が足元にいないか確認して歩いたほうが安心です。
猫との暮らしと50代女子の体のケアをつなげて読むなら、こちらの記事もどうぞ。
▶ 猫とストレッチ|50代女子のカラダとココロをゆるめる癒し時間
後をついてこなくても猫の愛情はちゃんと見える

猫が飼い主の後をついてくる理由には、甘えたい、かまってほしい、ごはんやおやつが欲しい、何をしているのか気になる、そばにいると安心するなど、いろいろな気持ちがあります。
でも、ついてこない猫が飼い主を好きではないということではありません。
ササちゃんと花ちゃんのように、後を追わずに無言の圧を送ってくる猫もいます。
おっさんたろさんのように、必要なときだけ「にゃーにゃー」と追跡して、足元スリスリ攻撃をしてくる猫もいます。
そして、昔一緒に暮らしていた子のように、トイレもお風呂も「ねこを監視しなきゃ」とばかりについてくる猫もいました。
どれが正解ということではなく、その子なりの距離感があるのでしょう。
だから、猫の後追いを見るときは「私のこと好き?」だけではなく、「今日は何を伝えたいのかな?」と少し観察してみる。
そうすると、いつもの行動が今までよりもっと可愛く見えてくるかもしれません。
そして昔の写真を見返すと、「この頃はずっと後をついてきたな」「いつもお風呂の蓋の上にいたな」と、その子らしい思い出が残っています。
大好きな猫の写真を形に残したい人なら、写真を使ったオリジナルグッズにしておくのもいいですね。ねこもミミちゃんとササちゃんと花ちゃんのスマホケースを作りたいけど、3匹がそろっている写真がない…。
ねこも、どこまでも後をついてきてくれる猫には今でもちょっと憧れます。
でも、デンジャラスたろさんで転びそうになり、巨体のマルちゃんが肩に乗るところを想像しただけで肩と腰が痛くなる。
……やっぱり、今くらいがちょうどいいのかもしれません。
でも、ほんのちょっとだけ。
ねこの後をトコトコついてきてくれたら、やっぱり嬉しいんだけどな。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。
