猫がいつもの場所に行かない。それには理由があります。
季節・環境・年齢・体調。猫が居場所を変える理由はひとつではありません。
おはようございます。ねこです。
「いつもここで寝ているのに、最近まったく来ない」
猫のお気に入りの場所が急に変わると、ちょっと気になりますよね。
でも、寝る場所やくつろぐ場所が変わったからといって、必ずしも体調が悪いとは限りません。気温が変わった、もっと快適な場所を見つけた、静かなところで過ごしたいなど、猫なりの理由があることも多いです。
一方で、食欲やトイレ、歩き方などにも変化がある場合は注意が必要です。
今回は、猫がいつもの場所を急に使わなくなったときに考えられる理由と、飼い主が確認したいポイントをまとめます。
猫がいつもの場所を使わなくなる主な理由
猫は、そのとき自分がいちばん過ごしやすい場所を選びます。まずは、よくある理由から見ていきましょう。
ただ、いつもの場所にいないと、不安になりますよね。花ちゃんがよく場所を変えるので、いなくなるたびに不安になって探し回ります。たいていは、「あ、今日はそこなのね」ってなるからいいんだけど…。
季節や室温が変わった
猫の寝場所は、季節によって変わることがあります。
寒い時期には日当たりのいい窓辺や毛布の上にいた猫が、暑くなるとフローリングや廊下など、涼しい場所へ移動することがあります。
反対に気温が下がれば、今まで使っていなかった暖かい場所で過ごすようになることもあります。
エアコンを使い始めた、日差しの入り方が変わったなど、室内環境に変化がなかったか確認してみましょう。
ササちゃんは、ミミちゃんがいなくなってから、ねこの部屋の窓辺に置いてある介護用ベッドで寝ています。日差しが強い日でも平気で寝ているので、こっちが心配になるくらいです。
その場所の環境が変わった
人間には小さな変化でも、猫にとっては気になることがあります。
家具を動かした、新しい物を置いた、掃除用品を変えた、近くで大きな音がするようになったなどがきっかけになることもあります。
猫が別の落ち着ける場所を見つけているなら、無理に元の場所へ戻す必要はありません。
掃除機をかけ始めると、花ちゃんはいつもの場所から逃避行を始めます。掃除が終わって気づくと、ねこの部屋のソファかみっしり収まれる猫かごの中で寝ています。
猫が安心して過ごせる環境については、こちらでも詳しく書いています。
猫にとって“いい家”ってどんな家?|50代女子ができる小さな環境づくり7つ
もっと安心できる場所を見つけた
猫にも、ひとりで静かに過ごしたいときがあります。
今までソファで寝ていた猫が、ベッドの下やクローゼットなどにいるようになったからといって、すぐに心配する必要はありません。
花ちゃんは、ときどきねこのベッドの下で寝ています。急に姿が見えなくなると、ねこはやっぱりドキドキします。
ただし、急に隠れている時間が長くなった場合は、ほかの様子もあわせて見ておきたいところです。
猫が隠れるときの気持ち|不安サインと安心できる居場所の作り方
シニア猫は年齢によって居場所が変わることもある
若いころと同じ場所を使わなくなった場合は、年齢による体の変化も考えてみましょう。
高い場所に行かなくなった
以前は簡単に上っていた棚や窓辺に行かなくなったなら、単に「飽きた」だけとは限りません。
年齢とともにジャンプするのが大変になり、低い場所を選ぶようになる猫もいます。
高いお気に入りの場所へ行きたそうにしているなら、途中に台を置くなど、無理なく移動できるようにしてあげましょう。
ミミちゃんがお気に入りだった箪笥の上や窓に飛び乗れなくなったとき、壁に猫用の階段を作りました。

まだ、花ちゃんは箪笥や窓までねこのベッドから飛び乗れていますが、そのうち、また階段の出番になると思います。ササちゃんは、ミミちゃんがいなくなってから箪笥にも上らなくなりました。
今の猫に合った居場所を用意する
昔のお気に入りの場所にこだわるより、今の猫が楽に過ごせる場所を増やしてあげることが大切です。
静かな場所、低い場所、柔らかい寝床、隠れられる場所など、いくつか選択肢を作っておくと、猫自身が過ごしやすい場所を選べます。
場所だけでなく「ほかの変化」も確認する
いつもの場所を使わなくなったときに大切なのは、居場所だけを見るのではなく、猫の生活全体を見ることです。
食欲・トイレ・動き方を見る
いつもと違う場所にいるだけで、ご飯を普通に食べ、トイレもいつも通りで、元気に動いているなら、しばらく様子を見てもよいでしょう。
一方で、次のような変化が重なっている場合は注意が必要です。
- 食欲が落ちた
- 水を飲む量が大きく変わった
- トイレの回数や量が変わった
- 動く時間が減った
- ジャンプをしなくなった
- 触られるのを嫌がる
- 長時間隠れたまま出てこない
こうした状態が続く場合や、食欲・排泄・呼吸・動き方などに明らかな異変がある場合は、動物病院に相談しましょう。
普段の状態を知っておくと変化に気づきやすい
猫は言葉で「今日は調子が悪い」と教えてくれません。
だからこそ、普段どこで寝ているか、どのくらい動いているか、ご飯やトイレはいつも通りかを知っておくことが大切です。
毎日細かく記録するのが大変なら、猫の行動を記録できるサービスを利用する方法もあります。
猫が選んだ新しい場所も尊重してあげる
猫が元気で、食事や排泄にも問題がなければ、新しく選んだ場所が今の猫にとって快適なのかもしれません。
無理に元の場所へ戻さない
お気に入りだったベッドを使わなくなると、「せっかく買ったのに」と思うこともあります。
でも猫は、人間の都合とは関係なく、そのとき自分がいちばん落ち着ける場所を選びます。
危険な場所でなければ、猫が選んだ場所で好きなように過ごさせてあげていいと思います。
ミミちゃん用に買ったベッド、ミミちゃんは使ってくれなかったけれど、今はササちゃんが使ってくれています。
花ちゃんは、みっしり入れる猫かごや段ボール、ねこのソファ、ねこのベッドの上にあるビーズクッションのどこかにいます。ときどきベッドの下です。
人間だって居心地のいい場所は変わる
ねこも、今日は外に出たい日もあれば、家で静かに過ごしたい日もあります。
その日の気分や体調によって、居心地のいい場所や過ごし方が変わることはあります。
今日は何もしない。外に出ない。そんな休日が、50代女子には必要な日もあります。
一人で過ごす時間や、自分の居場所について考えた記事はこちらです。
50代女子の一人は変じゃない|寂しい日もあるけれど、一人は案外悪くない
いつもの場所に行かなくなったら、猫全体を見てみよう

猫がいつもの場所を急に使わなくなる理由は、季節や室温、環境の変化、年齢、気分などさまざまです。
場所が変わっただけで元気なら、新しいお気に入りを見つけただけかもしれません。
大切なのは、「あの場所に行かなくなった」という一点だけで判断しないことです。
食欲、トイレ、動き方、鳴き方など、いつもの猫と比べて、ほかにも変化がないか見てあげましょう。
今までのお気に入りを使わなくなっても、無理に戻す必要はありません。今の猫が安心して過ごせる場所を選べるようにしてあげたいですね。
書いている今、どこにいるのか見てみたら、ササちゃんは定位置のベッドで寝ていましたが、花ちゃんはカーペットの上で行き倒れていました。なんでそこ?って聞いたら、しっぽをゆらゆら…。今日は、カーペットの上の気分のようです。
冬になったら、多分、ササちゃん、花ちゃん、おっさんたろさんは、猫用ホットカーペットか猫用こたつの中から出なくなると思います。でも、どこにいてもいいんです。猫たちが幸せそうなら、それでよしです。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
ではでは。

