猫用品で「買って後悔」しがちなモノ5選|その優しさ、実は猫には迷惑かも?
「かわいそう」「寒そう」――その気持ちが、失敗の始まりかもしれません
おはようございます!ねこです。寒くなると、猫のために何かしてあげたくなる。
あたたかそうなベッド、便利そうなグッズ、体に良さそうなフード。楽天市場やAmazonでつい猫のあったかグッズやおもちゃを検索している自分がいるんですよね~。そして、「これだ!」って思うものをポチっと…
でも実はその「良かれと思って」が、あとから後悔につながることも少なくありません。
冬至は、自然も気持ちも内側へ向かう節目の日。
今回は、猫目線で見直したい「買って後悔しがちな猫用品」を整理してみます。
猫用品は「高い=正解」「新しい=快適」ではない

まず知っておきたいのは、猫の快適さは人間の感覚とは大きく違うということです。
猫は環境の変化が苦手で、「いつも通り」が何よりの安心。
冬になると、つい手をかけ過ぎてしまいますが、過剰なケアがストレスになることもあります。要するに、いつもと変わらず、さりげなくいつもいる場所を暖かくしてあげるくらいでOKだったりするんです。
おもちゃも同じ。新しいおもちゃには一瞬食いつくんですけど、すぐに飽きて、結局、いつものボロボロになったおもちゃを咥えてきたりします。でも、いつ、新しいおもちゃが気に入るのかわからないので、猫飼いさんは、新しいおもちゃにトライしちゃうんですよね。
① ふかふか過ぎるベッド・ドーム型ハウス
見た目は暖かそうでも、猫が使わないベッドは意外と多いもの。
- 出入り口が狭く、警戒して入らない
- 中の様子が見えず不安になる
- 洗いにくく、結局しまい込む
猫が選ぶのは、新品よりも「いつもの場所」。
毛布を1枚足すだけで十分なこともあります。ミミちゃんは、いつも午前中は窓辺で日向ぼっこをするのですが、夏用のクールシートを毛布に買えただけで満足そうです。
ササちゃんや花ちゃんは、電源を入れたホットカーペットはこたつの中。夏は電源を切っているだけで、同じ場所にいます。
▶ 冬の行動変化については、こちらも参考にしてみてください。
冬の猫はなぜよく寝る?|活動量が減る理由と心…
② 電気ヒーター・過剰な保温グッズ
寒さ対策として人気ですが、注意も必要です。
- 低温やけどのリスク
- 暑くても自分で離れられない配置
- 温度ムラによる体調不良
大切なのは「暖める」より「猫が選べる」環境。
暖かい場所とそうでない場所、両方を用意してあげることです。
ホットカーペットにしてもこたつにしても、猫用でそれほど熱くない温度に設定してあります。
猫が自分で暖を取る行動については、こちらの記事でも詳しく触れています。
猫が布団に潜り込む理由|寒い夜にだけ見せる…
③ 香り付き猫砂・強力消臭グッズ
人には良い香りでも、猫にとっては刺激が強すぎることがあります。
- トイレを嫌がる
- 粗相が増える
- ストレスサインが出る
特に冬は換気が減り、匂いがこもりがち。
「無香料」「シンプル」を選ぶ方が、結果的に失敗しにくいです。
猫砂は、冬だからとか季節に関係なく、いつも使っているものが一番、良い気がします。弟が新しい物好きですぐに新しい猫砂を買って試してみていますが、結局いつものに戻っています。
④ 冬限定・栄養強化フードの与えすぎ
寒い時期は食欲が増えやすく、「体に良さそう」とつい多めに与えてしまいがち。
- 体重増加
- 運動量低下とのセット問題
- 春先に戻すのが大変
フードは「種類」より「量と様子」が大切です。
人間と同じで、ねこも冬は本能で栄養を貯めようとします。人間も飼い猫も栄養を貯める必要はないのに…そして、人間も猫も寒いから運動しません→太ります。っていう間のループに陥りがち。
人間も猫も、室内でできる運動を考えないと…猫は、キャットタワーとかで遊ぶのが一番なんですけどね。
体の内側から整える選択肢として、こちらを静かに紹介しておきます。
和漢みらいのキャットフード【トップページ】このフードは、猫の体調や年齢などによっていろいろ選べるので良いと思いますよ。いつものフードに飽きたら、少し加えて味変してみるとかにも使えます。
⑤ おしゃれ重視の首輪・服
冬毛が増える時期は、首輪や服の違和感が強く出やすい時期でもあります。
- 動きにくい
- 毛づくろいの妨げ
- ストレスにつながる
室内猫の場合、必須でないことも多く、「何も付けない」が正解なケースも。可愛い首輪もたくさんあるので、買ってあげたくなりますが、猫がつけたいと思っているのかは疑問ですよね。
でも、脱走時に探せるGPS付きの首輪なら付けておきたい気もします。脱走したら大変だから。 もし猫が脱走したら?探し方と予防策で愛猫を守る方法 | 50代女子のキレイと猫ライフのススメ
猫との信頼関係については、こちらの記事もあわせてどうぞ。
ねこの信頼を失わせる飼い主の行動10選
冬至は「足す」より「見直す」タイミング

冬至は、自然の流れがいちばん内側へ向かう日。
新しいものを買い足す前に、
今ある環境を整え直すことが、猫にとってはいちばんの安心になります。
モノを増やさなくてもできる工夫については、こちらも参考になります。
猫が安心できる隠れ場所の作り方
😽猫の快適さは、静かで変わらない日常の中にある

優しさは、必ずしも「買うこと」ではありません。
猫が選んでいる場所、落ち着いている時間、
そのサインを信じてあげること。
冬は「引き算のケア」で、十分なのかもしれません。
※ 冬は水を飲む量が減りやすいので、飲水環境の見直しも忘れずに。
【ふじざくら命水のバッグインボックス(BIB)】
ミミちゃんは水を飲んでくれますが、他の子たちは寒くなると水を飲む量が減ってきます。ねこは、ミネラルウォーターのサーバーからお湯とお水を出して猫達が好きなぬるま湯にして出しておきます。ぬるま湯のうちはよく飲んでくれるので、そこが勝負!
冬は、猫達がゆったり過ごす時期でもあります。ねこ達も猫のペースに合わせてゆったり過ごしたいですね!(暴飲暴食だけはやめないと…ですけど)
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。

