年末年始、猫が落ち着かない理由
「急に性格が変わった?」と感じたら、まず読んでほしい話
おはようございます!ねこです。一昨日も書きましたが、年末年始が近づくと、 「なんだか猫の様子が違う」 「落ち着きがなく、そわそわしている」 そんな声が増えてきます。我が家の猫達も何となくピリピリ…しているようなしていないような。
隠れる時間が増えたり、 やたら鳴いたり、 逆にべったり甘えてきたり。我が家の場合は、隠れる時間が増えているような気もします。
でも、それは異常でも、問題行動でもありません。
年末年始は、猫にとって環境の変化が一気に重なる時期。 落ち着かなくなるのは、とても自然な反応です。
年末年始に猫が落ち着かなくなる3つの理由

年末年始に見られる猫の落ち着かなさには、いくつか共通する原因があります。 どれも特別なことではなく、年末という時期だからこそ起こりやすいものです。
ここでは、特に多く見られる3つの理由を見ていきましょう。
① 人の出入りが増える
来客、家族の帰省、宅配の増加。 人にとっては賑やかな時間でも、 猫にとっては「見慣れない存在が増える不安な時期」です。人間でも疲れるのに、環境の変化を嫌う猫達にしてみたら、もう地獄のような日々かもしれません。
② 音・匂い・空気が変わる
話し声、物音、料理の匂い、暖房の稼働。 猫はこうした刺激にとても敏感です。何もかもが普段と違う。年に1回のことだから覚えていないし、不安でしかないですよね。
③ 飼い主の生活リズムが乱れる
帰宅時間がずれたり、家の中を忙しく動き回ったり。 猫は人の変化をよく見ています。
年末前から猫が落ち着かなくなる理由については、 こちらの記事でも詳しくまとめています。
こんな行動は「よくあること」
年末年始に見られやすい行動には、こんなものがあります。
・家の中をうろうろ歩き回る ・突然隠れる ・鳴く回数が増える ・甘えが強くなる、または距離を取る
これらはすべて、 環境の変化に適応しようとする過程です。
猫は祝日や年末年始という概念を理解しているわけではありません。 でも、「空気が違う」ことは、確実に感じ取っています。
猫が環境の変化にどう反応するのかについては、 こちらの記事も参考になります。
やってはいけないNG対応
落ち着かない猫を見て、 ついやってしまいがちな行動があります。
・無理に抱っこする ・来客に慣れさせようとする ・急に生活環境を変える
善意のつもりでも、 猫にとっては負担になることがあります。特に、子どもと遊ばせようとすると猫は一目散に逃げて行ってしまいます。(中には興味津々で近づく子もいますが…)
猫が安心するために、今できること

大切なのは、猫を「変えよう」としないこと。
・静かに過ごせる場所を確保する ・無理に構わない ・できるだけ普段通りのリズムを保つ
特別なことをする必要はありません。 安心できる日常を守ることが、いちばんの対策です。
なんなら、いつもは夜にしかあげていないおやつを、来客が来たときにあげてみると「来客=よいことがある」と覚えてくれるかもしれませんよ。
でも、基本は、食事も、猫にとっては大きな安心材料のひとつ。 慣れ親しんだフードを同じ時間に用意してあげるだけで、気持ちが落ち着く猫もいます。
😽年末年始は「守る」意識で

年末年始は、人にとっても慌ただしい時期。 でも、猫にとっては、試練の多い季節です。
そわそわしても、隠れても、 それは「ちゃんと感じ取っている証拠」。
落ち着くまでには、少し時間がかかるかもしれません。 でも、環境が整えば、必ず元に戻ります。
今年の年末は、 猫が安心して過ごせる「居場所」を守ることを、 いちばんに考えてあげてください。
そして、最後は静かな年末を猫ちゃん達と過ごしてくださいね。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。

