猫が「座ったまま寝てしまう」ときの理由4つ|お茶目な仕草に隠された心理とは?
かわいいだけじゃない。“座り寝”は安心のサインにも、違和感のサインにもなるんです。
おはようございます!ねこです。
猫が、香箱でもなくゴロンでもなく…「座ったまま」うとうとして、そのまま寝てしまう姿、見たことありませんか? ちょこんとしてて可愛いし、思わず写真を撮りたくなるやつ。
でも同時に「どうした?」「これって普通?」「苦しくないの?」「体調悪い?」って心配にもなりますよね。子猫の場合は、遊びすぎて電池切れって感じで納得なんですけどね。
この記事では、猫が座ったまま寝てしまう主な理由を4つに絞ってわかりやすく整理しながら、心配いらないサイン/注意したいサイン、そして飼い主ができる接し方までまとめます。
猫の「座り寝」ってどんな状態?まずは見分けの基本

まず押さえたいのは、座り寝にはいくつかパターンがあること。 “可愛いからOK”と決めつけず、姿勢・表情・呼吸をセットで見てあげると判断しやすくなります。
ここから、代表的な座り寝の見え方を3つ紹介します。
① ちょこんと座って目がトロン(うとうと型)
いちばん多いタイプ。目が半開きで、首が少し下がったり上がったりしながら船をこぐ感じ。 刺激があればすぐ起きるので、浅い眠りのことが多いです。ねこもよく、椅子に座ったままウトウトしていますが、これと同じって感じですね。
② 前足をそろえたまま固まり気味(警戒残り型)
体は休めたいけど、完全には無防備になりたくないときに出やすい姿勢。 周りの音に反応しやすく、耳がよく動くのが特徴です。祖と猫ちゃんがよく、日向ぼっこしながらこんな姿勢で寝ています。やっぱり、外だと危険がいっぱいですよね。
③ 背中を丸めて「しんどそう」に見える(違和感型)
背中が不自然に丸い・顔がしかめっ面・呼吸が早いなどがあるときは要注意。 可愛いを超えて、体の違和感を我慢している可能性があります。幸い、我が家でも外猫ちゃん達にもこんな姿勢で寝ている子を見たことはありません。
猫が「座ったまま寝る」理由4つ|お茶目な仕草の裏側
じゃあ、なぜ猫はわざわざ座ったまま寝るのか。 多くの場合、理由はひとつではなく、いくつかが重なっています。
ここから、よくある理由を4つに分けて見ていきます。
理由① 安心しているけど、ちょっとだけ警戒も残したい
猫は本能的に「寝ている間は無防備」だとわかっています。 だからこそ、安心できる場所でも、状況によっては「完全に寝落ち」より「うとうと」を選ぶことがあります。
例えば、家族が動いている時間帯、インターホンや物音が入りやすい環境、来客があった日など。 “寝たいけど、いつでも起きられる姿勢でいたい”——それが座り寝に出やすいんです。きっと「あー。寝たいのに寝られない!」って気分でいるんでしょうね。
猫の気分やサインを読むコツは、しっぽや耳にも出ます。座り寝とセットで観察すると分かりやすいので、よかったらこちらもどうぞ。
猫の気分を読む方法|しっぽと耳の動きでわかる
理由② 体温調節(寒い/床が冷たい/体を縮めたい)
冬場やエアコンの風が当たる場所、ひんやりしたフローリングの上などでは、 猫が体をコンパクトにして熱を逃がしにくくすることがあります。
香箱座りに近い形で座り寝する子もいますが、「手足をしまいきれない」くらいの微妙な眠気のときに座り寝が出やすい印象です。我が家の高齢美魔女軍団は、年のせいか寒さに弱いので、暖かいところでゴロゴロしています。
理由③ 眠りが浅い/生活音が多い/落ち着ききれていない
テレビ、掃除機、家族の出入り、窓の外の音…。 猫にとって刺激が多いと、「しっかり寝る」より「細切れでうとうと」を選びやすくなります。
「気がついたら座ったまま寝てる」を頻繁に見るなら、寝床の場所を変えるだけで改善することもあります。ねこも、子どもの頃、よく親に「そんなところで寝てないで(たいていコタツ)ちゃんと、お布団で寝なさい」って言われていたけれど、それと同じですね。
ちなみに、猫は“飼い主に我慢している”こともあります(気づきにくい…)。関係性のサインとしても面白いので、思い当たる方はチェックしてみてください。
猫が飼い主に我慢している5つのこと|知られざる本音
理由④ 体の違和感(シニア・関節・内臓の不調など)
ここがいちばん大事なポイント。 座り寝は“よくある”一方で、体の不調が隠れているサインになることもあります。
たとえば、関節が痛くて横になるのがつらい、お腹が張っている、呼吸がしんどい、など。 特にシニア期は「寝相が変わった」「香箱をしなくなった」など、姿勢の変化がヒントになります。ミミちゃんは、我が家の最高齢ですが、今のところ、香箱もできるし、起きたままの姿勢でウトウトもできるので、大丈夫そうです。
叱られたストレスや“気持ちの引っかかり”が姿勢に出る子もいます。ねこ達もつい反省するので…心当たりがあればこちらも。
猫は叱られるとすねる?それとも忘れる?個体差の話
心配いらない「座り寝」と、注意したい「座り寝」

同じ座り寝でも、安心して見守れるものと、早めに気づきたいものがあります。 判断の軸は「いつもと同じかどうか」と「他のサインがあるか」です。
ここから、目安を2つに分けて整理します。
見守りでOKなことが多いサイン
- 呼吸が落ち着いている(速くない/苦しそうじゃない)
- 目がトロンとしていても、声や物音で反応できる
- 起きた後、普通に歩ける・食欲もいつも通り
- お気に入りの場所でだけ起きる(ルーティン化している)
受診も視野に入れたいサイン(“いつもと違う”が鍵)
- 座り寝が急に増えた/寝姿勢が急に変わった
- 背中を丸めて固まる、顔がしかめっ面
- 呼吸が早い、ゼーゼーする、口呼吸っぽい
- 触ると嫌がる(特に背中・お腹・腰)
- 食欲低下/嘔吐/便秘・下痢など他の不調がセットで出る
迷ったら、スマホで短い動画を撮って獣医さんに見せると早いです(ねこもこれ、よくやります)。
飼い主ができる「正しい接し方」|そっと守る3つの工夫
座り寝自体を無理にやめさせる必要はありません。 大事なのは、猫が“安心してちゃんと休める環境”を整えること。
ここから、今日からできる工夫を3つ紹介します。
① 寝床を「静か・あたたかい・逃げ場あり」に寄せる
人の動線上や、音が集まりやすい場所だと座り寝になりがち。 猫ベッドを、少しだけ奥まった場所・壁際・棚下などに移すだけで変わることがあります。
基本的に猫は、自分で居心地の良い場所に移動します。でも、飼い主さんLOVEで側に居たいのに、うるさい…なんてときは、きっと我慢して飼い主さんのそばで寝ているんでしょうね。可愛い。
② 触らず、声も小さく。“起こさない優しさ”を優先
座り寝が可愛くて触りたくなるけど…ここは我慢。 猫が安心して眠りに落ちるには、「邪魔されない」という確信が必要です。人間の赤ちゃんと同じ。そっと見守ってあげるだけにしましょう。
③ 体の内側ケアも“選択肢”として持っておく
シニア期や体調が気になる子は、フードやサプリを「お守り」的に検討するのもアリ。 もちろん合う合わないがあるので、まずは無理のない範囲で。
たとえば、体調管理を意識したい子向けに、療法食系のラインも選択肢になります。
和漢みらいのキャットフード【トップページ】シニア猫になると、食欲がなくなったり食べたり食べなかったりで飼い主さんを一喜一憂させてくれます。
ねこも、ミミちゃんの好みがコロコロ変わるので、その度に、いろいろなものを試してみています。ただ、食も細くなっているので栄養価の高いものをあげるようにしています。この和漢みらいのキャットフードは栄養価が高いので、ちょっと混ぜてあげるだけでも「栄養が摂れた」飼い主的に安心できるので、おすすめです。
シニア期の“めぐり”やコンディション維持が気になる子には、DHA・EPA系を検討する方もいます(ごはんとの相性も見ながら)。
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😽座り寝は「可愛い」で終わらせず、“いつもと違う”を見逃さない

猫の座り寝は、安心・警戒・眠りの浅さ・体調…いろんな理由で起こります。 だからこそ、ねこがいちばん推したいのはこれ。
- いつもの座り寝なら、そっと見守ってOK
- いつもと違う座り寝なら、早めに気づくチャンス
- 触らず起こさず、環境を整えるのがいちばん効く
可愛い姿の裏にある“サイン”を読み取れるのって、飼い主の特権だと思うんです。 今日も猫達が、安心して眠れますように。
ねこも、夜、テレビを見ながらウトウトしてしまうのが、至福の時だったりするんですが、それをすると猫達も付き合って、ソファで寝るに寝れない状況になっていたんですね。(でも、猫達は、昼間もガッツリ寝ているので大丈夫と言えば、大丈夫だと思いますが…)
今日から、ソファでウトウトをやめてサッサとお布団に入って寝るようにしてみます。
みなさんも、夜更かしはほどほどにしてあげてくださいね。そのうち「付き合いきれない」って側に居てくれなくなっちゃうかもしれません(笑)
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。
