猫がおもちゃを持ってくる理由5選|あなたに伝えたい本当の気持ちと上手な応え方
猫が“おもちゃを運ぶ理由”には、かわいい本音がつまっていました。
おはようございます!ねこです。猫がトコトコとおもちゃを運んできて、あなたの足元にぽとん──。 その瞬間、胸の奥がやわらかくなるような、小さなドラマが生まれます。
この猫の行為って、 ただの遊びではなく、「あなたへの気持ち」がぎゅっと詰まっていることをご存じですか?ねこは、タイにいるときに、ウチに遊びに来る猫にエサをあげていたのですが、ある朝、玄関先に本物のネズミが置いてありました。嬉しいけど辛い…そんな気持ちを味わったことを思い出します。
この記事では、猫がおもちゃを持ってくる心理5選から、年齢による違い、正しい応え方、猫が伝えようとしているサインまで丁寧に解説します。
さらに、猫の行動を深く知れる関連記事もつけているので、そちらも良かったらご覧ください。
読み終わる頃には、あなたと猫の世界がほんの少し近づき、日常の一コマがもっと愛おしいものになるはずです。
猫がおもちゃを持ってくる心理5選

猫が飼い主さんにおもちゃを持ってきてくれる理由が可愛いんですよね!
① 遊びに誘っている ─ 今この時間を一緒に過ごしたい
もっとも多いのが「今これで遊んでほしい」というお誘い。 お気に入りのおもちゃをくわえて運んでくる姿は、小さな勇者が“遊びの招待状”を届けにきたようなものです。
特に夜に持ってくる猫は、好奇心が大きく、刺激を求めている可能性が高め。 そんな夜の行動が気になる方は、こちらの記事も参考になります。 → 【猫が深夜に一点を見つめる理由】
オッサンたろさんが、新しいおもちゃを買ってもらったら、ずっと咥えて歩き、家族中の足元に置いて「さぁ、遊んで!」って誘っている姿は、本当に可愛いしかないです。
② 仲間として“獲物”を共有している ─ あなたは大切な家族
野生の名残として、猫は捕まえた獲物を家族に分け与える習性があります。 おもちゃを持ってくる行動は、その「ミニ版」。 あなたを信頼し、仲間だと認めている証です。タイの猫ちゃんは、多分これ。ねこが獲物をとることもできないどんくさい仲間だと思っていたんだと思います。
いまでも、朝起きると、枕元におもちゃが置いてあることがあるので、我が家の猫達も、ねこのことをどんくさい仲間だと思ってくれているんですね。
この行動は、猫の不思議な能力と関係していることも。 → 【猫の不思議な能力5選】
③ “見て!できたよ!” と自慢している
狩猟本能が強い若い猫ほど、仕留めたおもちゃを見せに来ることがあります。 これは飼い主に成果を共有したいというポジティブな感情。
お気に入りのおもちゃを何度も持ってくる猫は、記憶力がしっかりしているタイプ。 → 【猫の記憶力ってどれくらい?】これは、オッサンたろさんに当てはまるような気がします。
④ 甘えたい・安心したい気持ちのあらわれ
成猫〜シニア期に増えやすいのがこの理由。 「そばにいてほしい」「ちょっと撫でてほしい」というぬくもりのサインです。ササちゃんは、おもちゃを咥えて「ウーウーニャーニャー」と言いながらも絶対に離そうとはしません。そのうち、飽きるとねこそのそばにポンッと置いてどこかにいってしまいます。ちょっと、謎行動ですが、ねこのそばでやるので、一応、甘えたいのかな?
不安や甘えは、鳴き声の変化として表れることもあります。 → 【猫の鳴き声に隠された気持ち】
⑤ ルーティン化している ─ 自分で決めた“日課”の可能性
猫はルーティンが大好き。 朝に同じおもちゃを持ってくる、夜寝る前に必ず運ぶなど、 自分で決めた“マイルール”に従っている場合もあります。
オッサンたろさんは、寝る前に猫娘や猫息子と遊んでもらっているみたいなので、それがルーティンになっている様です。
二人がいないときは、渋々と言う感じで、ねこのところにおもちゃを持ってきて「遊んであげるから投げな」みたいな態度を取ります。(笑)
猫の知能は想像以上に高く、行動のパターン化にも理由があります。 → 【猫の知能は人間でいうと何歳?】
オッサンたろさんが、ときどき、抱え込んで蹴りを咥えているおもちゃ。突然、動き出すことがあるので、ちょっとドキドキするおもちゃですが、面白いです。
おもちゃの種類でわかる猫の気質
ふんわりしたぬいぐるみ、転がるボール、音の鳴るおもちゃ、紐タイプ──。 猫がどんなおもちゃを好むかで、性格の傾向が見えてきます。
夜に特定のおもちゃだけを運ぶ猫は、仲間意識の強いタイプのことも。 そんな猫たちは、夜の不思議な“集まり”とも無縁ではありません。 → 【猫の秘密会議(集会)は本当にある?】
とにかく、遊びすぎてすぐに壊れるので、たくさんあると嬉しいですね。壊れてもネズミやおもちゃの部分だけ咥えてくることもあります。
猫がおもちゃを持ってきたときの正しい応え方

● 無視しない。ひと声返すだけでもOK
猫は反応のあるなしで感情を判断します。 忙しくても「あとでね」と声を返すだけで充分安心します。いつも「持ってきてくれてありがとうね」と言い撫でてあげます。それだけで嬉しそうな顔をするのを見ると「猫って健気だなぁ」って思っちゃいます。
● 少しだけ遊んであげる(2〜3分でも十分)
長時間でなくても、短いコミュニケーションで猫の満足度は大きく変わります。オッサンたろさんは、遊んでほしいオーラがダダ洩れなので、少しだけ遊んであげるようにします。棒についた猫じゃらしって持って遊ぶ方も結構、体力を使うし中腰になるので腰が痛い…
● 目を合わせ、撫でて、優しく褒める
「えらいね」「持ってきてくれてありがとう」 この言葉が猫の自信になります。「おー。ねこにくれるの?ありがとう」って言って手を出すと「違う!見せただけ」って顔して向こうに行ってしまうのもまた可愛い。
● すぐに遊べない時は“置き場所”をほめる
猫が置いていった場所を確認してあげるだけでも、 猫は「伝わった」と感じてくれます。忙しいときは、とりあえず、猫を撫でて「ちょっと待っててね。すぐ遊ぶから」って言っておきます。用事が終わって戻ると、ぽつんと置かれているおもちゃに哀愁を感じてしまいますね。
結局、どんな子でもハマるのが、シンプルなネズミのおもちゃだったりします。これを追いかけて家中を走りまわることになりますが、大抵、手が届かないところに入ってしまい、「ここにあるから、出して!」って言われます。また、掃除をしていると、いろいろなところから出てくるところも面白いです。
猫がおもちゃを持ってくる行動で注意したいポイント
今まで、それほどおもちゃに興味を示さなかった猫が、急に関心を示したら…
・急に頻度が増える
・夜中に何度も持ってくる
・鳴き声を伴う
・落ち着きがない
これらが続く場合、ストレスや運動不足のサインであることも。 室内遊びの工夫や、環境の見直しも必要です。おもちゃを使って飼い主さんに助けを求めている場合もあるので、注意してみてあげてくださいね。
おもちゃを通じて深まる、猫との小さな対話

猫がおもちゃを持ってくる行動は、すべてが“あなたに向けたメッセージ”。
遊びたい・甘えたい・自慢したい・安心したい── そこには、猫なりの「大好き」がやさしく滲んでいます。
「えー。また、遊ぶのー」って思うこともあるかもしれません。でも、猫にとって、おもちゃを飼い主さんに持ってくると言うことは最大限の安心と信頼があるからです。そして、一緒に遊ぶことで飼い主であるねこも猫達も脳内幸せホルモンが出まくるはずです。
その気持ちに少し応えてあげるだけで、日々のコミュニケーションがぐっと豊かになりますよ。
猫の世界をもっと知りたくなったときは、本文中で紹介した関連記事もぜひ読んでみてください。 もっともっと猫の距離が近づくかもしれません。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。


