おはようございます!ねこです。さて、思い出したくもないほど暑かった夏(まだ、暑いけど)が過ぎ、ちょっと一息…。でも、前にも書きましたが、夏バテならぬ秋バテのシーズンがやってきました。
猫って、本当は表情が豊かで、飼い主さんが見れば、何となく「怒っているな」「楽しんでいるな」ってわかるけれど、基本的には、表情が控えめなので、目の不調も見落としがちです。
ねこも一緒に暮らしていて「いつの間にか片目が涙目に…」なんて経験が何度かありました。
特に、たろさんは、保護した時に猫風邪がひどく、瞬膜が出ていたので手術をしました。お医者さんには、「失明するかも」と言われましたが、幸い、失明は免れましたが、いつも涙目で黒目がユラユラしています。でも、日常生活には支障もなく、定期的に行く病院でも「問題なし。ちょっと太りすぎ」って言われているだなので、一安心です。
と言うことで、今回は猫の目に起きやすい病気や症状、家庭でできる応急対処と予防法を、わかりやすくまとめてみました。
猫の目でよくある病気と症状

猫の目に起こるトラブルはいくつかあります。代表的なものと主な症状を挙げます。
- 結膜炎:目の白目部分(結膜)が赤くなる、涙や目やにが増える、まぶたをこする仕草。
- 角膜潰瘍(かくまくかいよう):角膜表面の傷。目をつぶる・光を嫌がる・目に濁りが見える。
- 前房出血・ぶどう膜炎(うぶどうまくえん):目が赤黒く見えたり、痛がって食欲が落ちることも。
- 緑内障:眼圧が高くなり、目が大きく張って見える、視力低下。
- ドライアイ(涙量不足):目が乾く、ベタつく目やに、角膜障害のリスク増加。
- 遺伝性や年齢性の変化(白内障など):目が白っぽく濁る・視力低下。
こう見ると、人間と同じような病気が多いですね。
どんなサインが出たら注意?飼い主が見ておくポイント
猫達は、静かにサインを出しています。その小さなサインを見逃さないであげてくださいね。
- しょっちゅうまばたきする・片目をつぶる
- 目やに(色や量がいつもと違う)や涙が増えている
- 目が赤い、充血している
- 目の表面に白や青っぽい斑点・濁りがある
- 光を嫌がる、暗いところでも目をつぶる、視線が合わない
- しょっちゅうまばたきする・片目をつぶる
- 目やに(色や量がいつもと違う)や涙が増えている
- 目が赤い、充血している
- 目の表面に白や青っぽい斑点・濁りがある
- 光を嫌がる、暗いところでも目をつぶる、視線が合わない
ねこの小話:猫は痛みや不快感を隠す生きものです。いつもと違う仕草や隠れてしまうなど、「あれ?」と思ったら、それが小さなサインかもしれません。ご飯を食べに来たときとかに、さりげなく観察してみてください。
家庭でできる応急処置(獣医に行く前に)
※重篤な症状(出血、目が完全に閉じている、目の中から膿が出る、強い腫れ)は緊急扱いです。迷ったらすぐ動物病院へ。とりあえず、電話で聞くこともできるはずなので、どうしたら良いか、指示を仰いでくださいね。
ただ、基本的にねこ達にできることは下記のようなことです。
- 目の周りを清潔にする:清潔なコットンやガーゼをぬるま湯で湿らせて、やさしく目やにを拭き取る(外側から内側へ)。無理に取ろうとしないでください。
- 異物が見える場合:自分で無理に取らない。獣医に相談を。角膜を傷つける恐れあり。
- 家庭用のヒト用目薬は避ける:成分が猫に合わない場合があり危険です(獣医指示がない限り使用しない)。
- 目を冷やす/暖める:腫れや出血がある場合は冷やす。分泌物詰まりやマイボーム腺の問題には暖めて血流を促すこともありますが、獣医の指示に従ってください。
目は、素人がむやみに触ると症状が悪化することがあります。なるべく早く病院に連れて行ってあげてください。
病気別のポイント
ここでは、簡単に病気別のポイントをあげておきますね。
結膜炎
原因はウイルス、細菌、アレルギー、涙の流れの問題など様々。治療は原因に応じて、抗生剤点眼や抗ウイルス薬、抗アレルギー薬が処方されます。治療が長引くケースもあるため、指示通りに点眼を続けることが重要です。
猫に目薬を差すのって結構大変ですけど、ここが頑張り時。悪化させないためにも頑張ってください!
角膜潰瘍
引っかき傷や異物で起きます。放置すると角膜穿孔(穴があく)や視力障害につながるため、早めの受診が必要です。
猫同士の喧嘩とかでもなってしまいます。
緑内障
眼圧が高くなる病気で、痛みや視力喪失を引き起こします。治療は眼圧を下げる点眼薬や、外科的治療が検討されることもあります。慢性化すると予後が厳しくなるので早期発見がカギです。
予防と日常ケア
では、ねこ達飼い主は、普段、どんなことに気を付けていたら良いのでしょうか。
- 清潔な環境を保つ(砂や埃、消臭スプレーの強い香りが刺激になることも)
- 定期的な健康チェック(年1回以上の健康診断、目のチェックを含める)
- ワクチン接種で一部の感染症リスクを低減
- 栄養バランスの良い食事で免疫力を高め、目のサプリでサポート(高品質フードやサプリの利用も検討)
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※食事の改善は皮膚や被毛、免疫の底上げに寄与しますが、目の病気に関しては直接の治療にはならないため、予防的な取り組みとして考えてください。
目のサプリは良いと思います。ねこも自分用の目のサプリ飲んでますよ。
緊急で動物病院に行くべきサイン
こんな症状が出たら、即病院です!ただ、最後の「元気や食欲が急に落ちてきている」は、目だけのせいではないような気もします。複合的に見て判断してあげてくださいね。
- 片目または両目が完全に閉じている
- 目から出血や膿のような分泌物がある
- 強い腫れや目が飛び出しているように見える
- 元気や食欲が急に落ちてきている
日々の観察のコツ
毎日のブラッシングや顔を拭く・撫でる・抱きしめる・お腹をモフモフするタイミングで、ちょっとだけ目の周りをチェックしてみてください。
片目だけ涙が多い、目の色や輝きが違う、まばたきの仕方が変、など小さな変化が大きな病気の兆候の場合があります。
人間と同じで猫も目は大切です

猫の目は小さなサインを通じて色々なことを教えてくれます。
普段から注意深く観察してあげること、そして少しでも不安があれば獣医さんに相談することが、長く元気に過ごす秘訣です。
そして、それができるのは、普段から接している飼い主さんだけ…。飼い主さんの「あれ?おかしいな」は、たいがい、本当におかしいです。
あなたの観察力と直感が猫達の健康を守るための最前線なのです。
ねこも、何気なく過ごしているけれど、ちゃんと注意してみていてあげようと思います。
午後は、ねこ達50代女子の秋バテした目について書いています。
ぜひ、そちらもご覧ください!
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。
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