要介護1のnekotaママは、何となく、いつもいろいろ忘れています。
忘れたことも忘れてたり、探しているものが何だったかわからなくなったり…
薬を飲んだこともご飯を食べたことも「自分がやった」ということに自信が持てないでいます。
それで、いつもねこや自分の旦那の顔色を窺っているところがあります。
でも、そんなnekotaママが猫を被って化けることもあるんです。
nekotaママ、猫を被る
そう、それは、nekotaママのスマホにお友達から電話がかかってきたとき、いつものようなしゃべり方でなくめっちゃテンションが高い!

そうなのよ!もう、大変なのよ!
ねこは、途中から聞いているし、相手が誰でなんて答えているのかもわからないので、一方的にnekotaママのおしゃべりに耳を傾けてみると…



もう、うちのが(nekotaママのだんな)うるさくて



そうそう、耳も遠いから、こっちが大きな声で話さなくちゃいけないから、疲れちゃうのよ!



そうなのよ!いらないっていうのに、朝ごはんや昼ご飯を作るし



いや。それは、nekotaママが作れないからだと思うけど…



そうなの。朝早くから起きて、散歩に行くのよ!全然、体は元気よ。
たまらないわ。



いいわよねぇ。お宅は、1人で気が楽でしょ!



うちは、うるさくて。なんにでも口を出してくるし



確かに口うるさい…が、いろいろ忘れてウロウロされたら口も出したくなるだろうなぁ



もう、ホント。たまらないわ。こっちがおかしくなりそうよ



多分、その言葉、そっくり返したくなるだろうな…



私も一人になりたいわぁ。気楽よね~



今でも十分お気楽だと思うってか、これ以上気楽になられるとこっちが無理だわ。



それで、あなたの体の調子はどうなの?薬はどれくらい飲んでるの?



うちは、娘が毎朝、薬を持ってきて飲め飲めってうるさいのよ。ちゃんと飲んでるのに。本当にみんなうるさいの!



もう、何も言うまい…
って、こんな感じで、元気にげらげら笑いながら話しているnekotaママを見ていると、あまり普段接していないで、電話だけで話をしていると、まさかnekotaママが要介護1で、結構な物忘れ具合だっていうことは、わからないだろうなぁと思いました。
nekotaママも、しっかり10匹くらいの猫を被って話をしているし…
その場だけを切り取って話を聞いていると、それほどおかしなことはいっていないのだけれど、何かを約束したりすると、その場は、快諾しても、それを忘れてしまうから大変。
あとから、誰と話をしたのかを聞き出して、どんな約束をしたのか確認を取ることもあります。
ねこが見た限り認知症の人は、化ける!
nekotaママやnekotaママの通っている病院などで、高齢者の方を見ていると、とにかく取り繕おうとしているように見えます。取り繕うという言葉の使い方が悪ければ、なんていったらよいのかな…その場をうまく切り抜けて、終わらせようと努力をしています。
そのため、猫を被り、しっかり者に化けようとします。
多分、nekotaママのように、「ちょっと、自分がおかしい。なんかいろいろ忘れてしまっているのかもしれない」という不安を抱えながら、それでも、周囲の人に「認知症」だと思われたくないと思って無意識にでもそのように行動をしてしまうのかもしれません。
ねこだって、やったことを忘れて猫娘に指摘されると、とっさにその場を取り繕おうとして、ハッとすることがあります。
「これって、nekotaママがやってることじゃん」って思うこともあります。
そのときの、何ともいえない、自分が年を取ったなぁという思い、これって認知症の始まりかも…と一瞬でも不安を覚えて怖くなります。
多分、nnekotaママは、そんな気持ちを打ち消して、「自分はまだ大丈夫」と思っていたいのでしょう…可哀想だな…としみじみと思うこともあるけれど、



nekotaママは、全然ぼけてないわよ。失礼ね!あんたのほうがボケてるわよ!



それより、デイサービスはいつなの(上から目線)
とかいわれると、そんな気持ちは、一気に吹き飛びますけどね(-_-;)
化けた人に寄り添える人になりたい…と思うこともある


ねこは、一生懸命、猫を被って化けているふりをしているけれど、思いっきり周囲にばれちゃっている人に優しく寄り添えるような人になりたいと思います…が、あくまでも思うだけです。
実際に接すると、やっぱり、声を荒げたりきつい物言いになってしまうことばかりです。
まぁ、これからどんどん化け具合を発揮していくnekotaママを見習って、ねこも、猫を被りながら頑張ってみようかなと思う今日この頃です。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。
追伸:今朝、テレビで焼き芋のチーズケーキが放映されていて、焼き芋好きのねこは、思わずうっとりしてしまいました。
↓これだって!美味しそうすぎる…