先日、猫田は、nekotaママの脳内科クリニックへ、いつもの病院巡りと薬の処方箋をもらいに行きました。
いつもは、バスと電車を乗り継いでいくのですが、今回は、猫息子が車を出してくれてラッキー!
車だと15分くらいで着いちゃうんですよね。
さて、今回は、脳内科クリニックでの出来事をご報告しますね。
ちょっと笑っちゃいました。
2か月に1回の顔見世
nekotaママは、大きな変化がない限り(とはいえ、本人はいたって通常営業だと思っているので、猫田がおかしいと思わない限り)脳内科は、2か月に1回の通院となっています。
そこで、何をするのかというと、こちらから検査してくれといわない限りは、特に聴診器を当てたり、問診をする程度なんですが、こんなものかなぁとも思います。
でも、行くたびにMRIを取るわけにもいかないし、結構、混んでいるんですよね。脳内科って。
患者さんは、皆さん高齢者ばかりです。
問診の状況
健康保険証や診察券を出して待つこと10分くらい。
「nekotaママさ~ん」と看護師の方に呼ばれたので、猫田も一緒に診察室へ。

はい。おはようございます。nekotaママさん。



おはようございます。先生



で、どうですか?



もう、全然、平気です。いつもと変わらないですよ



そうですか、妄想はどうですか?



いきなり来たー。妄想って超どストレートすぎる…



妄想なんてしてません!最初からしてないですよ(怒)



いや…妄想は、そんなに、少し落ち着いている感じです



どストレート過ぎて、なんて答えたらよいのか焦るぞ~



ねこが、変なことばかりいうからよ。妄想なんてしてないんだから。あんたのほうが妄想してるのよ。nekotaママをおかしくしてるのよ!
怒り出すnekotaママ。そりゃ、怒るよね。突然「妄想はどうですか」なんていわれたら。
あまりのどストレートな発言に猫田もちょっと引いてしまいましたよ。
でも、気を取り直して



でも、いろいろ、失くすじゃん



失くしてなんかないわよ!何を失くしたっていうのよ!



この前、お財布をまるっと失くして、鍵も失くして、お金も無くなったっていってたでしょ!



それは、そんなこともあったし、お財布はないのよ
自分が投げた超どストレートな質問に右往左往するnekotaママと猫田を観察していたドクター。
冷静に



うん。いつもと同じってことですね



そりゃそうだ。いつもと同じっちゃ、いつもと同じだわ



じゃ、ちょっと、聴診器当てますね
と、淡々と診察を続けていきます。
nekotaママも聴診器を当てられ、おとなしくなってるし…
あとは、薬の作用で眠くなる状態などを聞いて



じゃ、もう少し、同じ薬を続けて様子を見てみましょうか



はい。よろしくお願いします
で、薬の確認などをして5分くらいで診察は終了しました。
ここの病院、評判が良くて、朝から並ぶほどなのですが、患者本人に「妄想はどうですか」って聞くのはどうなんだろうと思いました。
nekotaママの妄想がひどくなった時は、診察券を出すときに看護師に「先生と二人で話をしたい」と頼んで、nekotaママを「ちょっと血圧など計りましょうね~」といって別室に連れて行ってもらい(高齢者は、血圧を測るとか大好きだから、ルンルンでついて行ってくれました)先生に状況を説明する機会を作ってもらいました。
nekotaママのような妄想型の認知症の人は、多分、人が自分のことをなんていうのかすごく気にしているのだと思います。その本人を前に、「妄想がひどくて」とかいえるわけないじゃないですか。
ちょっと、患者と別に面談してくれるようなシステムにしてくれるとありがたいんですけどね~。
ドクターも大変だろうけど…


毎日、毎日、認知症や脳の病気の人などを専門に診ているドクターや看護師の方々には、本当に頭の下がる思いです。
大変だと思います。毎日、いろいろな妄想話を聞いたり暴言、暴力的なことだってあるかもしれません。
それを、テストや検査、問診などで的確に判断して薬を処方し、対応してくれているんですから…
でも、それでも、聞き方ってあると思うし、事前に家族などに個別に話をしたいかの意思確認などをしてくれると嬉しいなぁと思った診察でした。時間的に大変なのかもしれないけれど…
nekotaママは、「妄想は?」なんて聞かれたことも忘れて、「朝ごはん、食べたかしら?」とかいいながら帰ったからよかったけど。病院に行く前にしっかり食べてたよ。nekotaママ。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。