猫を飼うときに欠かせない「飼い主の心得」4つ ── 最後まで一緒に生きるために、今考えておきたいこと
こんにちは。ねこです。
猫と暮らす時間は、ふわふわで、やさしくて、毎日を少しだけ軽くしてくれます。だからこそ、つい「かわいいね」で終わらせたくなる。けれど、1月の静かな空気の中でふと思うんです。
猫は“癒し”である前に、ひとつの命。ねこ達(飼い主)は、その命を背負う立場になります。
ここでは、猫を迎える前にも、迎えたあとにも、何度でも思い出したい「飼い主の心得」を4つにまとめました。説教ではなく、ねこ自身も迷いながら考えてきたこととして書きます。猫と暮らす私たちが、今日からできる形で。
かわいいの先にある「責任」と「覚悟」を、やさしく言葉にしてみます。
心得①:「かわいい」だけでは守れない命がある

猫は、見ているだけでも心がゆるむ存在です。SNSで流れてくる「ごろん」「ふみふみ」「あくび」だけでも幸せになれる。でも、実際に暮らし始めると、かわいいの裏に“生活”が来ます。
ごはん、トイレ、爪とぎ、掃除、通院。思ったよりお金も手間も、感情も使う日がある。忙しい日、疲れた日、余裕がない日ほど「飼い主であること」が現実として立ち上がってきます。
仕事が忙しく、夕飯の食材を買って帰ってきて、ごはんの支度をしなくてはいけないのに、猫達は「遅ーい!ごはーん!」って大合唱。忙しいのは人間の都合なのに、つい「うるさい!今、あげるからちょっと待って!」って声を荒げてしまうことがあります。
猫にしてみたら当然のことなのに、怒られて訳が分からないですよね。ねこも、そのあと「悪いことをしたなぁ」って思いました。だって、猫には人間の都合なんて関係ないんですから。
「理想の猫暮らし」と「現実の猫暮らし」は違っていい
ここで大切なのは、理想通りにやることではなく、“整え直す力”を持つことだと思っています。完璧な環境を最初から用意できなくても、猫を観察しながら、少しずつ住まいを整えていけばいい。
そして、ふわふわした行動記事も、実はここで生きます。猫のしぐさを「かわいい」で終わらせず、「いつもと違う」を見つける練習になるからです。
こんなはずじゃなかったって思うことも、たくさんあると思います。でも相手も感情のある生き物。体調の悪い時だってあるでしょう。猫を猫かわいがりするのではなく、飼い主として、日々の行動をちゃんと観察しておくことが大切なんだと思っています。
何気ないサインを“見逃さない目”を育てる
たとえば、あくびひとつでも、猫の状態を映すことがあります。もちろん、あくび=不調と決めつける必要はありません。ただ、「いつもと同じ?」と一度立ち止まる。その習慣が、猫を守る入口になります。
心得②:猫の一生に、最後まで付き合う覚悟
猫は「今この瞬間」だけを生きているように見えます。でもねこ達飼い主は、猫の“未来”も含めて引き受ける立場です。引っ越し、家族の変化、仕事や介護、自分自身の年齢。暮らしは変わります。
先のことを考えるのは怖い。ねこも、できれば考えたくないです。だけど、「考えないまま迎える」ことのほうが、もっと怖いと思っています。
人間もそうですが、猫も当然、年を取ります。子猫で「可愛い!」って思えるのは、ほんの数か月。それからは成猫になって老いていきます。ねこにしてみれば、どの年齢を切り取っても可愛い存在ですが、子猫の時だけかわいがるような人がいるのも事実。
猫を飼うのであれば、子猫時代の先があり、そちらのほうが長いということを、しっかり考えてほしいと思います。
「病気や介護」は、ある日突然やってくることもある
猫の不調は、気づいたときには進んでいることがあります。特に年齢を重ねると、体調の波が出やすい。だからこそ、“備え”は愛情の一部です。今すぐ必要かどうかではなく、「選択肢を知っている」ことが、いざという時の落ち着きにつながります。
猫も、病気や年齢によっては、酸素室が必要になることだってあるでしょう。実際に使うかは別として、猫を家族と思って一緒に生きてきたのであれば、いろいろなパターンを想定しておかなければなりません。
猫は、人間の年の進み方よりも早く年を取っていきます。だから「まだ、大丈夫」「まだ元気」とスルーしないでください。猫も高齢になると、ある日突然、体調を崩すことだってあります。
毎日のごはんは、猫の一生にずっと関わる
責任は「特別なとき」だけではなく、毎日の積み重ねでもあります。ごはんはその代表。体質や年齢、体調に合わせて見直すことは、“ちゃんと一緒に生きる”ための現実的な行動です。
今は、キャットフードもいろいろな種類のものが出ています。その子の年齢や体調などによって、使い分けてみると良いかもしれませんね。我が家のミミちゃんも、介護用の栄養食や、栄養価が高い子猫用のフードを食べさせたりしていました。
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心得③:変化に気づける“日常の距離感”を持つ
猫は言葉で説明してくれません。だから、変化に気づけるかどうかは、日々の距離感で決まります。ベタベタしすぎなくていい。放っておきすぎもしない。ちょうどいい距離で「いつもの状態」を知っていることが、いざというときの助けになります。
猫達のちょっとした変化に気づいてあげられるのは、ねこ達(飼い主)だけです。「今日は、ずいぶん水を飲むな」「今日は食欲がない」「歩き方が変」など、ちょっとしたことに気づいたら、注意して観察するようにしてください。
そして「変」が長く続くようであれば、ちゃんと病院に連れて行ってあげることも必要です。早めの治療がその子の命を救うことにもなるんですから。また、早く病院に行っておくほうが、結果、費用が安く済むことだってあります。
「元気そう」と「大丈夫」は違う
猫は我慢強い子が多いので、表面的にはいつも通りに見えることもあります。だからこそ、食欲、水分、排泄、毛づや、寝方、目の力、呼吸…小さなことを淡々と見ていく。その“淡々”が一番強いと思います。
しつこく構うのではなく、さりげなく観察すること…これが飼い主にできる最大の防御です。
小さなケアは、未来の安心に変わることがある
目に見える症状が出る前にできることは意外と多いです。たとえば口腔ケアや日々のヘルスケア。劇的な変化を期待するのではなく、日常の底上げとして「続けられる形」を探すのがポイントです。
猫は、口内炎になりやすいと聞きます。口内炎になると歯肉炎になって痛みによって、ごはんが食べにくくなったり、歯を抜かなくてはならなくなることもあります。
そうならないためにも、日ごろからのケアが大事だと、ねこは最近気づかされました。人間もそうですが、猫も口腔ケアはとても大切です。
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心得④:飼い主も完璧じゃなくていい(でも、考え続ける)

最後に、いちばん伝えたいことです。飼い主は、いつも正しくなくていいんです。いつも優しくなくていいと思います。だって、ねこ達(飼い主)も、疲れている日、余裕がない日、何もしたくない日が当然あります。ねこもあります。
それでも「自分は飼い主として何を大事にしたいか」を、たまに立ち止まって考える。その積み重ねが、猫を守ります。
人間は、なぜか毎日、とっても忙しいです。だから、機械的に猫達にご飯をあげてトイレを掃除して…と、タスクのように終わらせていませんか?でも、猫達は感情を持った動物で、飼い主にとっては家族のはずです。
だから、どんなに忙しくても、寝る前の5分だけでも猫達との時間を持ってください。そうすれば、猫達の変化にも気付けるかもしれないし、なによりも、ねこ達(飼い主)のささくれだった心を癒してくれますよ。
関係は“管理”ではなく、“信頼”で育つ
正しさだけで猫と暮らすと、心が摩耗します。猫と人間の関係は、チェックリストではなく、信頼で育つ部分も大きい。ふっと心が通う瞬間があるから、続けていけんだと思います。
「できていない日」を責めるより、整え直せばいい
猫と暮らしていると、「ちゃんとできなかった日」も残ります。そんなときは、反省より先に、猫の安全を確保して、深呼吸して、明日ひとつだけ整え直す。それで十分だと思っています。
寝る前に、猫達1匹ずつに「おやすみ」「寝るね」って声をかけてあげるだけでもいいんです。猫の存在を確認するだけで心が軽くなります。
我が家では、ねこが猫達に「おやすみ」を言うと、全員、ねこの部屋に来て、各自お気に入りの場所で寝始めます。それが、ねこにとっても精神安定剤の役目をしている気がします。
最後まで一緒に生きるために

猫を飼うことは、かわいい日々を手に入れることではなく、命と暮らすことです。責任や覚悟という言葉は重たいけれど、重たいまま抱える必要はなくて、「今日できる形」に小さくして、続けていけばいい。
完璧じゃなくていいんです。猫達も完璧なんて求めてないと思います。でも、考え続け、観察し続けてあげてください。そして、おかしいことがあればスルーせずに見直してみてください。猫のために、自分のために。
今年も、猫と、ちゃんと向き合って暮らしていきましょう。
猫を飼っていると、「そこにいて当たり前」の存在になります。でも、ねこも猫達も生き物です。いつか、姿を消してしまうことがあることを自覚して、毎日を生きていきましょう。
そして、どんなに忙しくても、辛いことがあっても、猫達がいてくれるだけで救いになっていることも…。
ねこは、我が家の猫達に感謝です。
どうか、皆さんも、猫ちゃん達を大切に。猫ちゃん達との時間を大切に。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。
