猫は本当に「新しいもの」が好き?|近づく理由と飼い主が勘違いしやすいポイント
おはようございます!ねこです。新しいクッション、新しいラグ、新しい段ボール箱。なぜか猫って、いちばん最初にチェックしに来ませんか?
「猫って、新しいの好きなんだよね」と思ってしまうけれど、実はその行動、“好き”より先に“確認”が走っていることが多いんです。
近づく=大歓迎、とは限らない。猫の“慎重な好奇心”を読み解こう。
この記事では、猫が新しいものに近づくときの心理を3つに分けてやさしく解説しつつ、飼い主が「つい勘違いしがち」なポイントと、家の中で注意しておきたいことをまとめます。
最後まで読めば、猫の行動がちょっとだけ“翻訳”できるようになりますよ。ねこも勘違いしてました。
猫は「新しいもの」が好き?まず知っておきたい結論
結論から言うと、猫が新しいものに近づくのは「好きだから」だけではありません。むしろ多くの場合、安全かどうかを確かめるため、または情報を集めるために近づきます。
猫は変化に敏感な生き物です。小さな変化に気づけるからこそ、安心して暮らせる。だから新しいものが家に入ってくると、まずは「これは何?危険はない?」を自分のペースで確認します。そういえば、ダンボール箱が届いたりすると、確認に来る花ちゃんは、微妙にへっぴり腰だったことを思い出しました。ちょっと、警戒しつつ安全確認してたんですね。
猫が新しいものに近づく3つの心理

ここからは、猫が新しいものに近づくときの代表的な心理を3つ紹介します。「うちの子はこれかも」と思いながら読んでみてください。
① 情報収集:におい・素材・正体を確かめたい
猫は“鼻とヒゲ”で世界を読み取ります。新しいものには、見慣れない形だけでなく、見慣れないにおい、素材、触り心地がセットでやってきます。
だから猫は、近づいて嗅ぐ、頬をこすりつける、軽く触る。これは「好き!」というより、“正体確認の儀式”みたいなもの。特に、買ってきたばかりの布製品や段ボール、ビニール袋などは、店や工場のにおいが残っていることも多いので、猫にとっては重要な情報源になります。
これは、花ちゃんもミミちゃんもやっていましたね~。
ちなみに猫の観察力って、私たちが思っている以上にすごい。猫の不思議さに興味がある人は、こちらの記事も読み物としておすすめです。
えっ本当?猫の不思議な能力5選|50代女子がもっと猫を好きになる理由
② 縄張りチェック:うちの家の“地図”が変わった
猫にとって家は「縄張り」です。新しい家具やラグ、キャットタワーが入ると、猫の中の“家の地図”が更新されます。
更新のためにやることはシンプル。においをつけて「ここは自分の場所」と確認すること。頬をすりすりしたり、体をこすりつけたりするのは、安心のための行動でもあります。
そして面白いのが、同じ家の中でも「ここだけ座る」「ここだけ寝る」と場所にこだわる子がいること。新しいものが入ったときの“定位置選び”が気になる人は、こちらもあわせてどうぞ。
③ 安心の確認:怖いけど気になる、近づいて距離を測る
猫が新しいものに近づくとき、しっぽがピンと立っていたり、耳が少し横に向いていたり、体が低くなっていたり。こういうときは、ワクワクよりも警戒が混ざっています。
猫の好奇心は、いつも“安全の上”にあります。だから、怖いけど気になるときは、いきなり飛びつくより、ちょっと離れた場所から観察して、少し近づいて、また離れて…を繰り返します。
この「距離感」の読み取りに役立つのが、鳴き声や小さなサイン。新しいものを前にして「鳴く」「鳴かない」も含めて、猫の気持ちはいろんな形で出ます。気になる人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
猫の鳴き声に隠された気持ち|50代女子がもっと猫と分かり合えるヒント
我が家の高齢美魔女軍団は、一応、家に新しいものが来ても、「基本的に害はないもの」とわかっているみたいです。だから、匂いを嗅いだりスリスリしたりするけれど、近づいて離れるようなことはしないですね。
飼い主が勘違いしやすいポイント3つ
ここが今日いちばん大事なところです。猫が新しいものに近づくと、ねこ達はつい「気に入ったんだ」と思いがち。でも、その解釈がズレると、猫にとってストレスになることがあります。
① 近づいた=気に入った、ではない
嗅いだ、触った、上に乗った。ここまでやると「気に入った確定!」と思いたくなりますが、猫はまず情報収集をする生き物。確認のために上に乗ることもあります。これ、ねこも勘違いしていました。乗ったから気に入った!のではなかったのですね。
その直後にプイッと去っていくなら「理解したから帰った」だけかもしれません。ここで無理に「かわいい〜!」と抱っこして連れてこないのが、猫の信頼を守るコツです。
② すりすり=歓迎、ではなく“縄張り登録”かも
頬や体をこすりつけるのは「大好き!」のサインでもありますが、同時に「ここは自分の空間」と落ち着くための行動でもあります。
新しい家具が来た日にすりすりが増えるなら、猫はちゃんと“家を整えている”最中。見守ってあげるのがいちばんです。これは、多分、新しいものに自分の匂いを上書きしているんだろうなと思っていたので、当たってました!
③ 噛む・舐める=遊び、ではなくストレスや危険の可能性
新しいものを舐める、かじる、噛む。これは「好奇心」もありますが、素材によっては危険です。特に注意したいのは、ビニール・紐・薄い布・スポンジ系。誤飲につながることがあります。
「なんか落ち着かないな」「やたら噛むな」というときは、ストレスが増えているサインの場合も。猫は“慣れる”までに時間が必要な子も多いので、焦らないのがいちばんです。
我が家の猫達は、新しい段ボール箱に入ることはありますが、付随してきたものに興味を示したことはありません。でも、猫ちゃんによっては、齧ったり食べちゃうこともあるでしょうから注意が必要ですね。
飼い主が注意すべきこと:新しいものを迎えるときの安全チェック
猫が新しいものをチェックするのは自然なこと。だからこそ、飼い主側は「安全」を先に整えてあげると、猫も安心しやすくなります。
① 梱包材はすぐ片づける(紐・ビニール・テープ)
段ボールは猫が大好き。でも危ないのは、紐、ビニール、緩衝材、ガムテープ。遊んでいるうちに口に入ってしまうことがあります。写真を撮るのはいいけれど、終わったら早めに片づけるのがおすすめです。ねこも、段ボール箱以外はすぐに捨てます。段ボール箱も、猫達好みのサイズでなければすぐに壊してしまいます。
② 「におい」を抜く:布製品は陰干し、家具は拭き取り
人間には気にならなくても、猫には強すぎるにおいが残っていることがあります。布製品は軽く陰干し、家具は素材に合った方法で拭き取りをしてあげると、猫の警戒がやわらぐことが多いです。
猫は顔をこすりつけたり、舐めたりすることもあるので、猫がいる家は「何で拭くか」も意外と重要なんですよね。
ここは“猫が舐めても安心”という観点で、除菌の選択肢を置いておきます。新しい家具や猫用品を迎えるタイミングに、気になる人だけどうぞ。
我が家も、この除菌水を使っていますが、猫にも赤ちゃんにも安心して使えるって言うのがポイントだと思っています。
③ 猫が落ち着ける“逃げ場所”を残す
新しいものが増えると、猫は家の中の見え方が変わります。だから、猫がいつでも戻れる「いつもの場所」を残してあげるのが大事です。ベッド、毛布、キャットタワー、隠れ家。猫が逃げられる余白があると、新しいものへの警戒も落ち着きやすくなります。だいたい、猫達がいる場所は決まっているので、そこは触らないようにしています。
新しいものと仲良くなるコツ:猫のペースを尊重する
ここからは、猫が新しいものに慣れやすくなる“優しい工夫”をまとめます。どれも「猫のペースを守る」だけの、簡単な方法です。
① 無理に近づけない・無理に触らない
猫が自分から近づくまで待つ。これが最強です。飼い主が「慣れてほしい」と焦るほど、猫は慎重になります。猫のほうが“確認作業”を終えたとき、自然に使い始めます。新しいおもちゃでもそうですよね。飼い主としては、すぐに遊んでほしいけれど、猫にしてみれば「なんだ?あいつ」って感じなんです。そっとしておくと、いつの間にか遊んでいたりするので、放置して見守るが正解みたいです。
② いつもの匂いを少し移す(毛布やクッション)
新しいベッドやクッションなら、猫がよく寝ている毛布を少し乗せておく。猫の安心がぐっと増します。「新しいもの」ではなく「いつもの延長」になりやすいんです。猫砂を全部新しいものに変えても、前の猫砂を少し混ぜておくと、安心してトイレをしてくれるのと同じです。猫って、変化を好まないので、「いつものもの」を残しておくことって大切です。
③ 安心できる“いつものごはん”も大切
環境の変化が続くと、猫は食欲が揺れることがあります。そんなときこそ、いつものごはん・いつものお水が、猫の安心の土台になります。
「食いつきが落ちた」「気分が不安定かも」と感じたら、香りや素材の安心感を見直すのもひとつ。参考として、こちらを置いておきます(必要な人だけでOKです)。
食いつきが違う!『カナガンキャットフード チキン』『カナガンキャットフード サーモン』
キャットフードは、たまに変えてみると食いつきが変わることがあります。猫達も同じものばかりだと飽きるんでしょうね。
猫が新しいものに近づくのは、信頼を失わないための知恵
猫は、新しいものに惹かれても、すぐに心を預けたりはしません。自分のペースで、距離を測って、情報を集めて、「大丈夫」を確認してから少しずつ受け入れます。
それは臆病だからではなく、安心して暮らすための賢さ。私たちができるのは、猫の確認作業を邪魔しないことと、安全だけは先回りして整えておくことです。
猫が安心できる「新しいもの」との付き合い方

猫が新しいものに近づくときは、「好き!」よりも「確認」の気持ちが先にあります。だからこそ、飼い主ができるいちばんの優しさは、焦らず見守ること。そして、猫が触れても安心なものを選ぶことです。
新しい家具や用品は、猫にとって“暮らしの一部”。最初から猫目線で作られたものを選ぶのは、結局いちばんの近道かもしれません。
猫って、結構、保守的なので、新しいものに慣れるまで時間がかかることもあります。でも、それは、自分を守る本能みたいなものです。焦らせずにそっと見守っていてあげましょうね。
まぁ、そうやって、いつの間にか片付けられてしまっておもちゃも数知れないんですけどね(お気に召さなかったらしい)
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。
最後に、少しだけお知らせです。
最近、
猫の記事について、
もう少し立ち止まって書きたいと思うようになりました。
「かわいい」「あるある」だけでなく、
猫が安心して暮らせるために、
人が気をつけたほうがいいことも、
きちんと伝えていきたいと感じています。
そのため、これからは
更新のペースが少しゆっくりになるかもしれません。
でも、
猫の記事を書くのをやめるわけではありません。
不幸な猫が少しでも減るように。
これからも、猫の立場に立った記事を書いていきます。

