昨日の天気予報で、「東京地方は1日中、雨でしょう」っていってました。
そして、朝からずっと雨が降っています。
雨が降ると、テレビをつけない限り、家の中が静まり返っています。
nekotaママも雨の日は、外に出ず静かに家で何か探しています。今朝、薬を持って行ったときは、テレビと話していたけど。
4匹の猫チームもひたすら睡眠中。
で、ねこは、思いました。

なんで、雨だと猫って寝てばかりいるんだろう…
そういえば、いつも寝てるけれど、さらに寝ている!
ちょっと、猫を飼い続けてきた女にしては、ずいぶん遅い疑問だけれど、なぜ、猫が雨の日はよく寝るのかを調べてみました。
意外な秘密があるのかも…!?
そもそも猫の睡眠時間って?
猫は「寝る子=寝子」ともいわれているそうです。
それほど、昔からよく寝る動物としての印象があったんですね。
猫の平均睡眠時間は、成猫で12時間~16時間程度といわれています。子猫なら20時間くらい寝ている子もいるほど。
1日の大半を寝て過ごしている感じですね。
もともと、猫は肉食で狩りをして食べ物をとっていました。だから、気合を入れて狩りをするためにも昼間はよく寝て体力を温存する必要があったのでしょう。
その名残なのか、弟の家にいる猫たちは、夜中に大運動会を開催しているらしいので、まだまだ、野性味が残っているのかもしれません。
ねこの猫たちは、高齢に加えて、狩りをしなくてもご飯がもらえるのをわかっているし、運動が好きでもなさそうなので、結局、ずっと寝ているってことになるんですね。
さらにも増して雨の日によく寝る5つの理由
まぁ、なんだかんだとよく寝ている猫たちですが、雨の日になるとさらに寝ています。
なぜ、猫は、雨の日になると良く寝るのでしょうか。
雨の日によく寝る理由1.狩猟本能のなせる業
雨の日は、狩りに行っても獲物が取れないから…が一番の理由です。
もともと猫は狩猟動物だと先ほど話しましたが、その獲物が雨の日は、それほど活発に動かないので見つけることが至難の業でした。
そのため、雨の日は、次の狩りのために体力温存を図るために寝ていたのです。
猫が雨の日に良く寝るのは、その時の記憶があるのかもしれませんね。
そういえば、外猫も、雨が降る日は、よほどお腹が空いていないとご飯を食べに来ません。
今朝は、車の下で雨宿りをしていて、小降りになったタイミングでご飯を食べてました。
雨の日によく寝る理由2.低気圧
これは、人間も同じですが、雨の日になると、何となく体がだるかったり、やる気が起きないことってありませんか?
ねこなんて、さっそく勉強をさぼろうかと思ったほどです。
これは、低気圧になると、体内の欠陥が緩んで膨張した結果、神経を圧迫して体がだるくなるからです。
猫も同様に、雨の日になると低気圧で体が重くなり、だらだらとしてしまうんだそうです。
もう、ねこは、猫と同様ってことですね!納得(^^♪
ちなみに、猫が耳の後ろ側から手を持ってきて顔をなめると雨が降るといわれていますが、これは、低気圧が近づくと湿度が高くなってヒゲや被毛が重くなり、何となくむずむずすることが原因だそうです。
ねこの隣に住んでいた男の子は、雨が降る前になると髪が爆発してました。あれは、湿度のなせる業だったんですね。その子の頭を見て「あー。今日は雨か」とよく思ったのを覚えています。
雨の日によく寝る理由3.
猫のご先祖様は、リビアヤマネコだとされており、雨が苦手なんだそうです。リビアとあるくらいだから、砂漠に住んでいたことは想像できますよね。
リビアは、寒暖差の激しい砂漠地帯なので、寒い夜に雨で濡れると、体が乾くときの気化熱で体温が奪われて命が危険になってしまうそうです。
また、猫の毛は濡れると乾きにくいため、どんどん体温が奪われていきます。
猫のご先祖様は、濡れると死に直結する危険性があったんですね。
だから、今の猫は、本能的に雨が嫌いなんでしょう。
雨の日によく寝る理由4.日光が差さないから
これも人間と同じで、雨の日は、日が差さないためメラトニンというホルモンの分泌が止まらなくなります。
メラトニンは、体内時計に働きかけて、覚醒と睡眠の切り替えを行い眠りを誘う作用があるので、睡眠ホルモンともいわれています。メラトニンが分泌されると、体温や脈拍、血圧などを低下させて睡眠しやすい状態を作っていくのです。
逆に日光を浴びると、メラトニンの分泌が止まり、「さぁ!動くぞ!」という態勢に入ります。
これは、人間も同じなので、ねこもよく、ぼーっとしていると「朝は必ず日光を浴びて1日をスタートさせなさい!」なんて元気な人にいわれたりもしたものです。
なんか、こう書くと「メラトニンって、眠る作用を促すホルモンなんだな」と思ってしまいますが、実は、メラトニンには、細胞の新陳代謝を促し、病気の予防や老化防止などの効果があるとも考えられています。
アラ還にとっては、「雨の日、サイコー!」っていう感じなのかも!
雨の日によく寝る理由5.酸欠になるから
雨降りで低気圧の日は、酸欠状態になりやすくなります。全身に酸素を送るのが難しくなるので、貧血状態になるといえば、わかりやすいかな。
そのため、体に十分なエネルギーが行かず、必然的に体をあまり動かさずゆっくり休むことになるのです。
でも、猫は、雨の日はよく寝るといっても、ずーっと熟睡しているわけではありません。1日のうち、熟睡しているのは3時間程度だといわれているので、もしかすると、ショートスリーパーなのかもしれません。
これは、何かがあれば、すぐに行動を起こせるようにしているということらしいのですが、うちの子たちをも見ていると、そうは思えないけれど…もはや、野生のやの字も無くなってますから…
雨の日は(ほかの日も)放っておくのが一番


雨の日もそれ以外の日も、猫が寝ているときは、そのまま邪魔をしないで寝かしておくのが一番。
これ、うっかり可愛い~と撫でてしまうと、起きだして、「おやつだ」「話を聞け」「もっと撫でろ」とか無茶ぶりされるようになります。
子猫なら「遊んで~」ときて、ずっと遊ぶ羽目になるかもしれません。
それはそれで、可愛いし、楽しいですが、人間も酸欠でアンニュイになっている雨の日は、できるだけ、そーっとしておいてあげましょう。
それが、お互いの幸せのためです。それに、アラ還は、密かに病気の予防と老化防止にいそしんでるんですから…
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。