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お別れ

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2月10日の夕方、友達からLINEが来ました。年末に「来年も、美味しいものを食べに行こうね~」ってLINEして「私の実家にも遊びに来てね!」って返事が来たので「今年こそね」って他愛のないやり取りをして終わっていました。

しばらく、連絡がなかったので「寒いけれど、元気?体調は大丈夫?」って短いLINEを送っていたので、その返事だとばかり思い、開いてみると

妹さんから 彼女の訃報を告げるLINEでした。

彼女は、かねてから、希少性の高い病気になっていました。専門の医療センターの医師からもホスピスを紹介されたのですが、自分で、いろいろと調べ、治療をしてくれる病院を探し出し、手術をし、辛い治療にも耐えて、何度も入院しては退院して、元気な姿を私に見せてくれていました。

もともと小柄だった彼女が、小さくやせ細り、手足は棒のようになっても、会えば笑顔で、一緒にお酒を飲み、美味しいものを食べました。

食べている時、彼女の手が震えているのを見て見ぬふりをしました。

私から病状を聞くことはありませんでした。言いたくないかもしれないし、何よりも、聞くのが怖かった。

何度か「もうダメかも」ってLINEがきても、その都度、復活していました。

すごい生命力とバイタリティ。生きるために必死でした。

最後の方は、民間療法やスピリチュアルなことまで試していたようです。

そして、実家に帰っている時に容体が急変し…

でも、妹さんも

姉は、生きることに頑張っていました。本当に強い人でした。最後にもう一度、一緒にお酒が飲みたかったーーと。

私も、同じことしか言えません。

私は、彼女くらい、生きることを全うした人を知りません。

諦めず、自分が思うように突き進み、最後まで頑張りぬきました。

私に同じことができるか…。絶対にできません。最初の段階でホスピスで過ごすことを選ぶと思います。

人が亡くなったら、みんなが言う言葉ですが、

もう一度、会って、美味しいお酒を飲みたかった。話がしたかった。

私と友達になってくれてありがとう。

去年から、辛いことが重なり心が固まってしまったようです。

毎晩のハンモックの時間。静かに揺られながら、星を眺めていると、心が静かに平らになります。そこから、ぽこっ  ぽこっ  と顔を出すのが、悲しみと痛み…

それを静かに心の中で見つめ、暖かい甘酒が冷えるまで、ハンモックに揺られている

多分、今、その時間だけが私の正気を保ってくれている。

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