猫が“フミフミ”する理由|子猫の名残と安心のしるし
おはようございます、ねこです。
猫が毛布やクッション、そしてときには飼い主さんのお腹の上で「フミフミ」している姿、見たことはありませんか?
あの仕草、なんとも幸せそうで、見ているだけで癒されますよね。
まぁ、ねこのお腹の上でフミフミされるのは、「それ、お腹の肉が気持ちいいんかい!」ってちょっと複雑な気持ちになりますが、真剣にフミフミしている姿は、とても愛おしくなりますよね。
でもこの「フミフミ」、実はいくつかの深い理由があるんです。
今回は、猫がフミフミをする理由を、子猫時代の名残や心理の面から探っていきます。
■「フミフミ」は子猫の頃の記憶の名残

フミフミのルーツは、猫がまだ小さな子猫だったころにあります。
母猫のおっぱいを飲むとき、乳腺を刺激して母乳を出やすくするために前足で「フミフミ」していたのです。
この行動が大人になっても残り、リラックスしたときや安心したときに自然と出る仕草になったと考えられています。
子猫の爪って小さいけれど、結構痛いんですよ。まだ、爪は出っ放しだし。ねこも目も開いていないくらいの赤ちゃん猫を育てたことがありますが、ミルクをあげるとき、ねこの手をフミフミします。これが結構地味に痛かったので、「母猫は強しだなぁ」って思ったものです。だって、2時間おきくらいにおっぱいをあげて、フミフミされるんですよ。その度に痛い思いをしても我慢できるって…
話は逸れてしまいましたが、「フミフミ」は子猫時代の幸福な記憶を思い出している行動。
飼い主の膝や胸の上でそれをするのは、「あなたは私にとっての安心の存在」というサインなんです。
大きくなってもフミフミするときに爪が出てちゃう子もいます。そうなると、マジで痛いので、爪を切っておくと良いですよ。ねこは、動物病院で切ってもらっていますが、おとなしい猫ちゃんなら、飼い主さんが切ることもできます。
この爪切りなら、動画でわかりやすく説明してくれているので、爪切りができるかもしれません。我が家の花ちゃんは怒りんぼだし、ササちゃんは、パニックを起こしそうで無理だけど、自宅で切れたら楽ですよね~。
猫の爪切りについては、猫の爪ってどれくらいで抜ける?爪切りの必要性の記事を読んでみてください。
■安心・信頼の気持ちのあらわれ

猫がふみふみをするのは、単なる癖ではなく信頼のしるし。
猫は警戒心の強い動物です。完全にリラックスしているときでなければ、こんな無防備な動きを見せません。
特に、飼い主の体の上でふみふみする場合は「あなたが大好き」「安心するよ」というメッセージ。
猫達にとっての愛情表現のひとつなのです。
だから、ねこもお腹の上で爪を出されながらのフミフミにも耐えています。あんまりにもしつこいと、痛いのでどいてもらいますが…ちょっと、可哀想なんですけど、お腹が痛いのも辛い…
■寝る前の“ふみふみ”は「快適ベッドづくり」?
猫が眠る前に毛布やクッションをふみふみするのは、巣作り本能の表れとも言われています。
野生時代の猫たちは、草や葉を踏みならして寝床を整えていました。
その名残で、柔らかい場所を「快適な寝床」に整えるようにふみふみしているのです。
よく、毛布や猫用のベッドを真剣な顔で何度もフミフミしているのを見ていると、にやけてしまいます。だって、本当に真剣な顔でフミフミをながらグルグルしているんですよ。
黙ってみていると、数分はフミフミグルグルをして、やっと納得をするとそこで丸まって寝る態勢に入ります。
そんな姿を見ていると、「ああ、今日もこの子は安心して眠れるんだな。フミフミ、お疲れ様」って、ねこの心までぽかぽかになります。
■ストレスや欲求不満のサインのことも

ただし、すべての「フミフミ」がポジティブな意味とは限りません。
長時間続いたり、興奮気味に行う場合はストレスや欲求不満を感じている可能性もあります。
たとえば、留守番が長すぎたり、遊び時間が少ないとき。
そんなときは、おもちゃで遊んであげたり、スキンシップの時間を増やしてあげると良いでしょう。
愛猫の心のバランスを保つために、日常の小さなサインを見逃さないことが大切ですね。
■「フミフミ」中に噛む・よだれが出るのは?
猫によっては、フミフミ中に毛布を噛んだり、よだれを垂らすこともあります。
これも子猫時代の授乳行動の名残とされており、特に心地よさを感じているときに出やすい行動です。
つまり、噛む・よだれ=究極のリラックス状態。
見守ってあげながら、愛猫の“安心タイム”を邪魔しないようにしてあげましょう。
本当に真剣にフミフミしている姿は、見ていて楽しいですが、邪魔をしないようにしてあげてくださいね。猫達は、真剣なんですから…
■猫の“フミフミ”をもっと深く理解するために
猫の行動や気持ちを知ると、毎日のふれあいがもっと楽しくなります。
ねこ達の「なぜ?」を理解することは、信頼関係を深める第一歩です。
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■猫との暮らしをもっと快適にするアイテム
安心して“ふみふみタイム”を楽しめるように、猫がリラックスできるアイテムをそろえておくのもおすすめです。
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(ドッグカメラとありますが、猫ちゃんの見守りにも最適です)
😽「フミフミ」は猫からの“ありがとう”

猫のふみふみには、子猫時代の記憶、安心、信頼、そして愛情がたっぷり詰まっています。
「ふみふみ」してくれるのは、猫達が飼い主であるねこ達に心を許している証拠。
その小さな足のリズムに耳を傾けながら、今日も優しく見守ってあげたいですね。
猫の心を知れば知るほど、猫ライフはもっと愛おしく、豊かになります。
猫のフミフミって、本当に可愛らしくて癒されます。そんな姿を見れるのは、猫達が安心しているからなんです。つい、ちょっかい出したくなりますが、我慢して優しく見守ってあげましょう。
今日も、フミフミしてくれるといいですね。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。