おはようございます!ねこです。
猫を飼っていると「また吐いてる…うちの子、大丈夫かな?」
そう心配になる猫飼いさんも多いのではないでしょうか。我が家でも、結構、みんな吐きまくります。朝、寝ぼけながら起きるときや夜中に起きて、トイレに行こうとすると地雷を踏んでしまう…なんてことがよくあります。
猫はねこ達人間よりもよく吐く生き物です。ねこ達人間は、よっぽど体調が悪いときか酔っぱらっているとき以外、あまり吐くことがないので(ねこだけ?)、猫達の吐きっぷりに不安を覚えますが、その理由を知ることで、猫達の健康を守る第一歩になります。
今回は、猫が吐く原因から、すぐに病院に行くべき危険なサイン、そしておウチでできる対処法まで、分かりやすく解説します。
そもそも猫はなぜ吐くの?よくある3つの理由
猫が吐く原因はさまざまですが、大きく分けると以下の3つが考えられます。
1.毛玉
猫は毛づくろい(グルーミング)をする習性があります。その際に、飲み込んでしまった毛が胃の中で毛玉となり、吐き出そうとすることがあります。
月に1~2回程度であれば生理現象なので心配いりませんが、週に何度も吐く、苦しそうにしている場合は注意が必要です。
毛玉ケア用のドライフードも売ってますよね。よく毛玉を吐く子なら、毛玉ケア用のドライフードに変えてみるのも方法かもしれません。
対処法
💡ブラッシングをこまめに行い、抜け毛を取り除く
💡毛玉ケア用のフードやサプリメントを活用する
特にブラッシングが苦手な猫ちゃんには、痛くない・嫌がらないケア用品を選んであげるのがおすすめです。
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2.早食い
空腹の時間が長かったり、勢いよく食事を食べすぎたりすると、食べたものが消化しきれずに吐いてしまうことがあります。
吐いたものに消化されていないフードがそのまま残っている場合は、早食いが原因かもしれません。
ササちゃんなんて、すっごい食いしん坊なので、ご飯を出すとメチャクチャな勢いで食べ始めて、一気にリバース!なんてことをやっています。そして、またお腹が空くんですよね。
【対処法】
💡1回の食事量を減らし、回数を増やす
💡早食い防止用の食器を使う
💡ドライフードを水で少しふやかして与える
我が家は多頭飼いなので、ササちゃんの分だけ食事量を減らしても他の子の分を食べてしまうので、うまくいかないですが、早食い防止用の食器って言うのを買ってみようかな。
高さがあるので、猫達の首に負担がかからず、吐きづらくなります。
3.ストレス
環境の変化や運動不足、飼い主さんとのコミュニケーション不足など、ストレスが原因で吐いてしまうこともあります。
特に、吐く以外に食欲不振や下痢などの症状が見られる場合は、ストレスが原因かもしれません。
引越しや新しい家族が来たとき、もう一匹、猫を飼うなど環境の変化によって吐いちゃうことがよくありますね。繊細な子に多いので、飼っている子の性格をよく把握してストレス解消法を見つけてあげましょう。
【対処法】
💡猫が安心できる静かな場所を作る
💡おもちゃで遊ぶ時間を作るなど、積極的にコミュニケーションをとる
その子が隠れちゃうなら、そのままにしておくとしばらくすると出てきます。(人前に出なくても、夜中に出てご飯を食べてたりするので、よく観察してあげてください)出てきたら、一杯褒めて遊んであげると、だいぶ良くなると思いますよ。
それ、ただの嘔吐じゃないかも?すぐに病院に行くべき危険なサイン
「うちの子、毛玉を吐いたから大丈夫」と安易に考えてはいけません。猫の嘔吐には、病気が隠されていることもあります。
ササちゃんなんて、ライフワークの一環くらいの勢いで吐いているので、それほど心配はしていませんが、中には、重篤な病気が隠れていることも…(ねこも、一応、吐いた内容物はチェックしています)
以下のサインが見られた場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
1.頻繁に吐く
✅1日に何度も吐く、または数日連続して吐く場合は要注意です。
嘔吐物の中に異物や血が混じっている
✅吐き出したものにビニール片や糸、おもちゃなど異物が入っている場合は、腸閉塞などを起こしている可能性があります。これは、子猫によくあります。遊んでいて異物を飲み込んでしまうんですよね。
また、異食癖のある子も要注意です。ビニールや新聞紙を食べてしまうと腸閉塞になってしまいます。猫が食べてしまいそうなときは、必ず、猫が触れないところにしまっておきましょう。
また、血が混ざっている場合は、胃腸に炎症や潰瘍ができているかもしれません。
嘔吐以外の症状がある
✅元気がない、食欲がない、下痢をしている、お腹を触ると嫌がるなどの症状がある場合は、何らかの病気を発症している可能性があります。
これは、ためらわずに病院に行く案件です。早めの治療で猫ちゃんの負担も減らせることができますよ。
これらの症状が見られる場合は、迷わず動物病院に連絡をしてください。
もし愛猫が異物を誤飲してしまったかも、と思ったら…
こちらの記事も参考にしてください。 【保存版】猫がかかりやすい病気と対処法まとめ|初心者でもわかる!おうちケアの基本 | 50代からのキレイと猫ライフのススメ
吐き気?それとも吐出?見極めるポイント
猫が吐く行動には、嘔吐と吐出の2種類があります。
嘔吐は、食べたものが胃から逆流して出てくる状態で、吐く前に「ウプウプ」とえずいたり、苦しそうにしたりする様子が見られます。吐いたものは、消化途中のドロドロした液体状になっていることが多いです。
一方、吐出は、食べたものが胃に入る前に逆流して出てくる状態で、吐く前に苦しそうな様子はなく、急に食べたものを吐き出すのが特徴です。吐いたものは、消化されていないフードの形がそのまま残っていることが多いです。
ササちゃんは、まさにこの吐出です。食べた物がそのまま出てきますから。
どちらも見た目は似ていますが、原因や対処法が異なるため、吐いた様子をよく観察することが大切です。
愛猫の「吐く」サインを見逃さないで

猫が吐く理由はさまざまですが、多くの場合、日々のケアや食事内容を見直すことで予防できます。
しかし、吐く頻度や嘔吐物の状態、元気の有無など、注意深く観察することがとても重要です。
「いつもと様子が違うな」と感じたら、すぐに動物病院を受診してください。
愛猫が健康で快適に過ごせるよう、日頃から体調の変化に気を配り、もしもの時に備えておくことが猫飼いさんの大切なミッションです。
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熱中症の症状や対策もチェックしておきましょう
まだまだ暑い日が続きます。暑さに弱い猫にとって、暑い季節は特に注意が必要。猫の熱中症についても知っておきましょう。 【猫の熱中症】症状・後遺症・対処法まで!夏に気をつけたいニャンコの命を守るポイント | 50代からのキレイと猫ライフのススメ
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。