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猫は叱られるとすねる?それとも忘れる?個体差と飼い主の心構え

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おはようございます!ねこです!

猫と暮らしていると、「ちょっと叱っただけなのに、すねてしまった?」と思う瞬間はありませんか。

名前を呼んだら無視されたり、スッと部屋の隅に行ってしまったり…。猫飼い歴50年のねこでも猫と暮らす中で、「嫌われちゃったのかも」と胸がチクリと痛んだ経験があります。まぁ、それ以上の仕打ちを受けたりするんですけどね。

猫って、多分、人間(少なくともねこよりは)より賢いのかもって思うこともあります。

では実際、猫は本当に人間のように“すねる”のでしょうか?それともすぐに忘れているのでしょうか?

今回は、猫の行動学や記憶力の特性を踏まえつつ、個体差や飼い主の心構えについて考えてみました。

目次

猫は本当に「すねる」のか?

まず大前提として、猫は人間のように「わざとすねて相手の気を引く」といった行動はあまりしません。猫の行動学的に見ると、叱られた直後に距離を取るのはストレスを避けるための自然な反応です。

例えば「ダメ!」と強い声を出された猫は、一時的に恐怖や不安を感じて、安心できる場所に避難します。これが飼い主の目には「すねている」ように映るのです。

このように、猫が見せるすねたような態度は、実は「自己防衛」や「心を落ち着けるための行動」なのです。

まぁ、人間の子どももそうですよね。叱ると離れたところに行って聞こえないフリをしておもちゃで遊び始めたり…これも、自己防衛の1つなのかもしれませんね。

猫は忘れっぽい?記憶力との関係

「猫は3秒で忘れる」なんて言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、実際にはそんなに単純ではありません。

猫は短期記憶は数分程度ですが、嫌な経験や快い経験は長期記憶としてしっかり残ることがわかっています。これが厄介なところ…

そのため、叱られた出来事そのものを長く覚えているわけではなくても、「大きな声で怒られると怖い」「この人の表情は嫌なことが起きる合図」といった関連づけは記憶されるのです。それってストレスですよね。お互いに。

要するに叱られた内容は忘れても、叱られて怖い、イヤだと思ったことは忘れないって言うことなんです。

猫のストレスについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
👉 猫がストレスを感じるときのサインと対策法

個体差による違い

猫にも人間と同じように性格の違いがあります。甘えん坊で飼い主に依存するタイプは、叱られた後もすぐに寄ってきて「仲直り」を求めることがあります。

逆に慎重でプライドの高い子は、長時間距離を置くことも。

つまり「すぐ忘れる子」もいれば、「しばらく気にしている子」もいるのです。ここで大切なのは、猫の性格をよく観察して、その子に合った対応をすること。

我が家の高齢美魔女軍団たちは、叱られても忘れちゃう(年齢的に)けれど、オッサンたろさんは、しばらくいじけているみたいです。

飼い主ができること

猫が叱られた後に距離を取るのは自然な行動なので、無理に追いかけて機嫌を取る必要はありません。逆にウザがられて、叱ったほうが謝ると言う本末転倒なことになることもしばしば…むしろそっとしておいた方がお互いのためです。

しばらく経って猫が落ち着いてきたら、優しく声をかけたり、なでたりして関係を修復しましょう。

ここでポイントになるのは、叱るときにその子の名前を言わないこと。名前と嫌な記憶が結びついてしまうと、呼びかけに反応しなくなる可能性があります。

猫飼いさんのNG行動については、こちらも参考にしてください。
👉 【知ってた?】あなたのその行動、猫を失望させてるかも…!NG行動と猫の気持ち

50代女子の体験談

我が家の高齢美魔女軍団も、叱った直後は部屋の隅で背を向けるようにして「もう知らない」と言わんばかりの態度をとることもあります。でも、しばらくするとソファにやってきて、気づけばねこの膝の上に。

特に花ちゃんは、叱ると「シャー」とか言うけれど、それは、多分怖いから。そして、しばらくどこかに姿を隠すか寝てしまいますが、時間が経つと、何事もなかったように猫の膝の上に来たり、机の上に乗ってスリスリしてきます。

その姿を見て、「すねる」というよりは「ちょっと気持ちを整理して反省したんだな」「今は、ねこのご機嫌を取りに来ているんだな」と思うのは、多分、ねこの希望的観測なんです。多分、反省はしてないから…

結局、あまり叱らないほうが良い…と思う。

  • 猫の「すねる」態度は、実はストレス回避の自然な行動
  • 嫌な経験は長期記憶に残るので、叱り方には注意が必要
  • 性格によって「すぐ忘れる子」もいれば「しばらく距離を置く子」もいる
  • 無理に追わず、猫が安心したときに優しく寄り添うことが大切

猫は人間と同じように感情を持ち、関係性を築いていくパートナーです。叱ることも、すねる(ように見える)ことも、すべてが愛おしいコミュニケーションの一部。

でも、叱るなら、悪いことをした直後にしなければいけません。それって、人間でいうところの現行犯逮捕って感じ。結構難しいですよね。

それに、「悪いこと」と言うのは、人間にとって都合の悪いことであって、猫の習性だったりします。例えば、壁で爪を研ぐのを叱るのは、間違っているとねこは思います。それなら、爪とぎを用意したり、猫の嫌いな匂いをスプレーするなどの対処をすれば良いだけです。

基本、猫の命にかかわるようなときだけ叱るようにしたいなといつも思っています。が、つい、叱っちゃうんですよね。…反省です。

猫の気持ちを理解して、よりよい暮らしを一緒に楽しんでいきましょう。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。

ではでは。

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