「気づけば、うちの花ちゃんは、もう13歳、ササは16歳、ミミちゃんは19歳…今年で20歳!」
若いころは飛び跳ねていた子も、最近はお昼寝が増えて、ちょっとした段差でよろけることも。
ミミちゃんに至っては、椅子に乗ってからテーブルの飛び乗って、テーブルに置いてあるお水を飲みますが、そのあと、結構、転げ落ちているので、もうハラハラドキドキです。
猫達の年齢をふと考えると、一緒に過ごせる時間が限られていることを実感してしまいます。
先日は、友人の猫「みーたん」が虹の橋を渡ったばかり…
お花を贈りましたが、辛い思いが伝わってきます。
でも、50代のねこ達には「人生後半を穏やかに過ごす力」があります。
それは、猫のシニアライフにもきっと活かせるはず。
いつかくる最後の時まで、どう過ごすかが大切なんですよね。
🐾猫のシニア期はいつから?
一般的には7歳以上でシニア期といわれますが、15歳を超えると、いよいよ「高齢猫」と呼ばれる年齢に。
前にも書きましたが、花ちゃんが(7月で14歳だった!)14歳なので、人間で言うと72歳!ササが16歳で80歳。ミミちゃんが19歳で92歳!
もう、いつ何時何が起きてもおかしくない年齢です。
そんなシニアの猫ちゃんたちは、若いころと比べて、どんなふうになっているのでしょうか。
✅寝てばかりいる
まぁ、青年期と言われている猫たちも、結構寝てばかりいますが…余談ですが、猫って寝る子って書いて「寝子」とも言われているそうですよ。
それで、今は、起きてこないでって言うときに限って起きてくるんです。
✅食が細くなる
これは、個人差があるかな。ミミちゃんは、一回の食事量こそ減っていますが、どの子よりもたくさん食べているような気がします。ササは、大食いだし、花ちゃんも最近はよく食べるようになっています。
✅毛づやが悪くなる
自分で舐めてキレイにするっていうのが、少なくなるような気がします。ミミちゃんは、あまり毛繕いしなくなったので、ボサボサです。
それを、ササが毛並みの逆に舐めて毛繕いしてあげるものだから、常にボサボサです。でも、燃れで毛艶がなくなるのは、事実なような気がします。
✅トイレの失敗が増える
ミミちゃんは、まだ失敗しないし、ちゃんとトイレまで歩いていきますが、ササが良く目測を誤るのか、トイレの外側でしてしまうことがあります。
なので、ねこの家は、猫トイレ周りにペットシートを敷いて失敗してもいいようにしてあります。
✅呼んでも反応が鈍い
ミミちゃんは、あまり聞こえていないし、多分あまり見えていないので、呼んでもわからないみたいです。でも、声の方を一生懸命見ている姿は、愛おしくて…
確かに老いてきているのは事実ですが、「変化」ととらえてあげるといいと思います。だって、ねこ達50代女子だって、今まで簡単にできていたことが難しくなったり、ゆっくりになったりしませんか?
機械なら、壊れたところのパーツを変えて修理できますが、人間も猫も、何十年もそのパーツを使い続けるんです。そう考えると、多少、鈍くなるのは仕方ないことですよね。
だから、ねこ達飼い主が、猫の変化に気づいてあげることが、猫の元気を守る第一歩なんです。
🍚シニア猫の食事、こうしています
「食べない」「好みが変わった」…シニア猫あるあるですよね。
我が家では、こんな工夫をしています。
✔ ウェットフード+ふやかしドライ
朝は、カリカリを置いておきますが、夜ご飯は、ウェットフードに少しお湯を混ぜて匂いを立たせてあげています。水分補給にもなるし、一石二鳥。
カリカリは、高齢猫用のドライフードにしています。でも、先日、動物病院のお医者さんに聞いたら、子猫用のドライフードって、小粒で美味しくてやわらかくて栄養価が高いので、シニア猫にもピッタリなんですって。
だから、食が細くなったら、子猫用のドライフードを少し混ぜてあげると食べてくれるかもしれませんよ。あまりあげすぎると栄養価が高いから太ってしまう可能性もあるので注意!
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✔ 少量をこまめに
一度にたくさん食べるのがつらいので、朝・昼・夕・夜の4回に。
元来、猫は、ちょっとづつ回数を多く食べる生き物です。それに、我が家は多頭飼いなので、つねにドライフードは置いてあります。(本当は、決められた量を決められた回数上げるのがベストなんでしょうが、面倒で…つい)
でも、ミミちゃんは、置いてあるドライフードではなく、食べたくなる度に、催促に来て、ちょっと高いドライフードをちょっとだけ食べます…が、そのドライフードも食べたり食べなかったり…猫はむら食いなので、困りますね。
✔ サプリメントを活用
腎臓ケア・関節サポートなど、目的別サプリも取り入れています。
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🧼トイレ問題もシニアあるある
我が家のササも、急に粗相が増えて心配に…。
でも原因がわかれば、解決できます。
原因と対策
原因 | 対策 |
---|---|
足腰の衰え | 低めのトイレにチェンジ |
視力低下 | トイレ場所を変えない |
認知症の兆候 | 動物病院に相談を |
ミミちゃんよりも若いササが失敗するようになったのですが、これは、個体差なので仕方がないかな…と。
大切なのは、失敗しても怒らないことです。だって、片付ければ済むことじゃないですか。トイレに失敗するたびに怒られていたら、委縮してトイレを我慢して膀胱炎になってしまうかも…
🧡いちばんのケアは“心の寄り添い”
体は年を取っても、猫達の心はいつもねこたちのそばにいます。
✅抱っこよりそっと横に座る
痩せてしまって、抱っこが辛い猫ちゃんもいます。猫ちゃんが寝ていたら、そっと横に座って様子を見守ってあげるのが良いですね。ねこの場合は、ミミちゃんが寝ているところを邪魔すると起きちゃって、「ごは~ん」「ごは~ん」って始まるので、側にもいかないようにしています。
✅撫でるよりそばで話しかける
撫でられるのが好きな猫ちゃんなら、一杯撫でてあげてください。でも、力を入れずにそーっと優しく。
撫でられるのが苦手な子なら、側で、いろいろお話をすると良いですよ。ねこは、花ちゃんとよくお話をしています。あまりうるさく話すとしっぽをブンブン振られますけど…
✅昔より静かな関係が、むしろ愛しい
子猫だったころ、少し大人になったころ、大人になったころ…どの時代も可愛いのですが、今のシニアになった猫達って、本当に愛おしい。
可愛くて可愛くて…それは、ねこの心の中に「もう、あまり時間はないだろうな」って思っている部分があるのと、多分、猫達も何かを感じているのかもしれません。
猫に「死」の概念はないと言われていますが、勘の鋭い動物です。何かを感じてもおかしくないと思うんですよね。
老いていくのは、怖くない。
みんなで、一緒にゆっくり歳を重ねられる幸せがあります。
50代だからできる、シニア猫との暮らし

老いはマイナスではなく、新しい関係のはじまり。
毎日の変化に気づける自分でいたい。
そして、猫達の最期まで寄り添える自分でありたい。
時間は無限ではなく、有限だからこそ、大切にできるんですよね。
あなたの猫ちゃんは、今日どんな1日を過ごすんでしょうね?
あなたにも猫ちゃんにも、ステキな1日になりますように…
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。