おはようございます!ねこです。
猫は時に忍者のように俊敏で、ドアや窓の一瞬のスキをついて脱走してしまうことがあります。かわいい愛猫が帰ってこなかったら…考えるだけで心臓がギュッとなりますよね。
この記事では、昨日の室内飼いのすすめから関連して、猫が脱走したときの探し方、予防策、そしてちょっと不思議な「野良猫に頼む話」や「猫探偵」という選択肢までご紹介します。
「好奇心、猫をも殺す」という諺のように、猫は好奇心の塊です。そして、脱走は、飼い主の責任ですよ。
なぜ猫は脱走するのか?

猫が外に出たがる理由はいくつかあります。好奇心旺盛で外の匂いや音に引き寄せられたり、発情期の本能が働いたり、運動不足やストレスで刺激を求める場合もあります。
嗅覚のすごさや記憶力が関係している可能性も。猫の能力を侮ってはいけません。
ねこも、窓を開けてテラスに出たとき、ちゃんと閉めたつもりだったのですが、ほんの少し開いていて、花ちゃんが出てしまったことがあります。花ちゃんも出れると思っていなかったのか、ビックリしてすぐそばにあった車の下に潜ったので、すぐに這いつくばって、花ちゃんの足をつかんで引きずり出しました。
その間、多分数秒のことでした。とっさに這いつくばって捕まえることができたから良かったけれど、臆病な花ちゃんがパニックになって、走って逃げてしまったら…と思うと怖かったです。
これは、閉めたつもりで、確認しなかったねこが絶対に悪いです。猫は、ほんの少しの隙間でも出れることを肝に銘じ、今では、出かける前と後に、全猫の所在確認をしています。
脱走した猫の探し方

もし、猫ちゃんが脱走してしまったら、飼い主はどうしたら良いのでしょうか。
- 近くを静かに探す:猫はすぐ近くに潜んでいることが多いです。名前を呼ぶと逆に警戒する場合もあるので、小声で呼びかけるのがコツ。
- 隠れ場所を重点的に:車の下、茂み、倉庫の隅など「狭くて暗い場所」を探しましょう。
- 家の匂いを使う:トイレの砂や使い古しの毛布を外に置いて、帰るきっかけを作るのも有効です。
- チラシやSNSで呼びかけ:地域の掲示板やSNSで写真付きの情報を拡散しましょう。
- 保健所や動物病院に連絡:万が一保護されていた場合に備え、連絡を忘れずに。交番にも連絡をしておくと良いです。
ちなみに「野良猫にお願いすると帰ってくる」という言い伝えもあります。科学的根拠はありませんが、「猫社会の回覧板」に情報が流れるのかも?と考えるとちょっと面白いですよね。
実際に、「うちの子が出て行っちゃったんだけど、帰るように伝えて」と外猫ちゃんにお願いしていたら帰ってきたと言う話を聞いたことがあります。
気になる方は関連記事「【猫の秘密会議?】夜な夜な公園に集まる猫たち」もどうぞ。
嘘かホントかは、わかりませんが、飼い主としては、藁にも縋る思いです。どんな手段でも良いので、情報を拡散するようにしてください。意外と、猫好きさんは、よく見ていてくれていますよ。
どうしても見つからないときは「猫探偵」という選択肢
自力で探しても見つからない場合、プロの「猫探偵」に依頼する方法もあります。ペット探偵は猫の行動習性に基づいて捜索を行い、発見率が高いと言われています。
もちろん費用はかかりますが、時間との勝負になる迷子猫探しでは有効な選択肢です。
「まさか猫探偵に…」と思うかもしれませんが、大切な家族を取り戻すためにはあり得る選択。安心材料として覚えておくと心強いでしょう。
我が家でも、他の子が脱走した時に、猫探偵に頼みました。その時は、自力で帰ってきたのですが、支払った前金は返してもらえませんでした。
ネットでは、たくさん猫探偵の情報があるので、事前にどのように探してくれるのか、料金体系はどうなっているのかなどを確認しておくと、いざと言うときに、慌てなくて良いかもしれませんね。
脱走を防ぐための対策
猫の脱走は、飼い主の責任です。では、脱走を防ぐ対策はあるのでしょうか。
- 窓や玄関に脱走防止扉を設置する → にゃんがーど
- 防犯カメラで留守中の様子を見守る → 防犯プレミアム
- 首輪に迷子札をつける(GPS機能付きならさらに安心)
- 去勢・避妊手術をして本能的な脱走欲求を減らす(病気予防の観点からも去勢・避妊手術はおすすめです)
特に賃貸に住んでいる方でも設置しやすい脱走防止扉「にゃんがーど」は心強い味方。防犯カメラも、猫が昼間なにをしているかを知る“猫バラエティ番組”として楽しめるかもしれません。
テレビのバラエティ番組で、保護猫活動の映像を見ても、脱走防止扉を付けているのがわかります。
玄関のドアがゆっくり閉まるような場合は、飼い主が気付かない間にスルっと出てしまうこともあるので、脱走防止扉を付けて、いつもその扉を閉めてから、玄関のドアを開ける癖をつけておくと良いですね。
GPS付きの猫用首輪なら、スマホで位置が把握できるので、安心かもしれません。
飼い主の心のケアも大切

猫がいなくなると飼い主はパニックになりがちですが、焦って無闇に探すより冷静な行動が大切です。
深呼吸して一歩ずつ手を打っていきましょう。猫は人間が思う以上に記憶力も知能も高く、帰巣本能も持っています。猫の知能を信じて待つことも時には必要です。
とりあえず、脱走した猫もパニックになっています。そして、あまり遠くには行かず、最初は家の近所にいます。家の物置の下や車の下など、猫が隠れそうな場所をそっと探しましょう。そして、少しずつ範囲を広げていくようにします。
猫ちゃんの大好きなご飯を置いておくのも良いでしょう。飼っている子が1匹だけなら、窓を少し開けておくと、自力で帰ってくるかもしれません。(これは、多頭飼いの場合は、絶対にできません)
ご近所にも、協力してもらい、物置の下などを探させてもらうことも必要です。飼い主さんが、パニックになって大声で探すと余計怖がって逃げてしまうこともあります。落ち着いて行動してくださいね。
脱走は防げる、もしものときも備えが大切

猫の脱走は一瞬の油断から起こります。しかし日頃から脱走防止対策をしておけばリスクを大きく減らせます。万が一脱走しても、落ち着いて探し方のステップを踏み、必要であれば猫探偵に頼むのも選択肢の一つです。
そして忘れないでほしいのは「猫は室内でこそ安全で幸せに暮らせる」ということ。まだ読んでいない方は、ぜひ、昨日の室内飼いのすすめの記事もご覧ください。
何度も言いますが、猫の脱走は、100%とと言って良いくらい飼い主さんの責任です。ねこ達は、命を預かっていることを忘れずに、日々、癒しのもとである猫ちゃんたちとの生活を楽しみましょう。
猫が外を見ているからと言って、外に出してあげようなんて思わないでください。おウチの中で、幸せに暮らしてくれることを切に願います。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。