今日はちょっと真面目だけど、身近なテーマを。
ねこ達50代女子は、若いころ普通に受け流してきた“おじさんのセクハラ発言”にさらされて育ってきました。
「可愛いね」「結婚しないの?」「女のくせに強いね」なんて、会社や飲み会では当たり前のように言われたもの。
なんなら、酔っぱらった勢いで、肩を抱き寄せられたり、お酌をさせられたり…
でも、イヤだな~って思っても、それが普通だった時代。何となくやり過ごしてここまで来たけれど…
でも、時は変わって、時代は令和。
今の価値観では アウト!なハラスメント発言 に該当することも。
そして、今までは、被害者側にいたねこ達もうっかりすると加害者側にいるかもしれないんですよ!
今回は、ついついやってしまいがちな「それ、○○ハラかも?」をいくつかご紹介します。
1. 「最近の若い子って頼りないよね」→ それ、ジェネハラ!
つい思っていたことが口に出ちゃうことって、ありません?
💬ついつい言っちゃってない?こんなセリフ…
- 「ゆとり世代って、打たれ弱いよね」
- 「自分の若い頃は、もっと遅くまで残業してたわよ」
- 「最近の子ってメモ取らないのね…大丈夫?」
- 「今どき、LINEで退職って、常識ないんじゃない?」
…あ、ドキッとしました?
ねこも言いそうになったこと、何度もあります(笑)
🔍ジェネハラって何?
ジェネレーション・ハラスメント(通称ジェネハラ) とは、
“世代間の価値観や習慣の違い” を理由に、特定の世代を非難したり、差別的に扱ったりすること。
つまり、年上が年下に「最近の若者は…」とまとめて語ったり、逆に若い人が「おじさん世代は使えない」と言ったりするのも、立派なハラスメント。
💡なぜハラスメントになるの?
今の若い世代は、「自分のやり方を尊重してほしい」という感覚が強く、一括りにされることや、昔のやり方を押し付けられることに敏感です。
一方、50代のねこ達は「こうあるべき」「まずは根性!」で育ってきたので、どうしても“教えてあげなきゃ”という気持ちが出てしまいがち。今は、うさぎ跳びとかないから…
でも、悪気がなくても「上から目線」に聞こえた時点で、相手は心を閉ざしてしまいます…。
🟡こんな言い方ならOK!
- ❌「私の若い頃はさ~」
→ ✅「私の時代はこんな感じだったけど、今ってどうなの?」 - ❌「なんでメモ取らないの?」
→ ✅「どんな方法で覚えてるの?私はメモ派だったんだけど😊」 - ❌「あの子、すぐ辞めちゃったの?根性ないね」
→ ✅「今は働き方も多様だし、本人に合った道が見つかるといいね」
2. 「〇〇さん、彼氏できたの?」→ それ、セクハラです!
昔は、普通にこんなこと話していましたよね。
💬つい聞いちゃってない?こんな会話…
- 「〇〇さん、そろそろ結婚とか考えてるの?」
- 「一人暮らし?寂しくない?」
- 「えっ、彼氏いないの!?もったいな~い!」
昔はよく言われてたこの手の会話、ねこ達は笑ってスルーしてきましたよね。
でも、今は完全アウトのセクハラ発言と受け取られることも!
🔍セクハラってなにがNG?
セクシャルハラスメント(セクハラ)とは、相手の性別や恋愛・結婚・見た目などに関する発言や行動で、不快にさせること。
たとえ悪意がなくても、「その人のプライベート」に土足で踏み込むような質問やコメントはNG!
💡なぜ気をつけるべき?
今の若い人たちは、恋愛や結婚、子どもを持つことを「選択」として考えています。
「して当たり前」「しないとおかしい」という価値観を押しつけると、“古い人”という印象を持たれてしまいます💦
🟡こんな言い方ならOK!
- ❌「結婚しないの?」
→ ✅「いまは本当にいろんな生き方があるよね〜」 - ❌「女の子一人だと心配でしょ?」
→ ✅「一人暮らしって自由でいいよね〜。私は猫が一緒だけど(笑)」 - ❌「その歳で独身なんてかわいそう」
→ ✅「自分のペースを大事にしてて素敵だなって思う」
【3】「女の子なのに、リーダーって大変ね」→ それ、ジェンダーハラスメント(性別役割ハラ)!
これは、ねこ達の時代から、微妙だった。少なくとも、何で女子だけお茶出しするの?とか思ったし…
💬こんな「褒め言葉」、実は地雷かも…
- 「女性でそのポジションなんて、すごいね!」
- 「女の子なのに頼りがいあるね」
- 「男みたいな発言でカッコいい!」
…あれ?褒めてるつもりなんだけど?って思いますよね。
でも、実は“性別で能力を区切る”発言はジェンダーハラスメントに該当します。
🔍ジェンダーハラスメントとは?
性別によって役割や適性を決めつけること。
つまり「女だからこうあるべき」「男ならこうすべき」といった価値観で人を見てしまうことです。
💡なぜこれは問題なの?
今の若い世代にとって、性別は「関係ないもの」。
能力も希望も、個人の自由に決めたいという意識が強いです。
でも、昭和の時代に育ったねこ達は、つい「女なのに頑張ってる=すごい」って言いたくなっちゃう。
これ、裏を返せば“男だったら普通”という前提があるってことなんですよね…。
これは、本当に、自分たちを貶める行為になってしまう気がします。注意しないと!
今は、ジェンダレスの時代なんですよ。学校の制服も男女とも、パンツかスカートを選べるようになったし、ねこ達の時代よりずっと、考え方が大人ですごいと思います。
🟡こんな言い方ならOK!
- ❌「女の子でその立場なんて珍しいね」
→ ✅「そのポジションに選ばれるなんて、本当に実力あるんだね」 - ❌「女性でもそういう意見言えるの、すごい」
→ ✅「その意見、すごく説得力あるね。私も勉強になる!」
もう、なんか疲れちゃいますね…
【4】「私の若い頃は○○だった」→ それ、ノスタルジーハラスメント(ノスハラ)!
これはね~。つい、出ちゃいますよね。ねこも、家で「この歌、流行ってたんだよ。知らないの?」って猫息子に言って普通に「知らないですよ~。生まれてないし」とか言われちゃってます。
💬出てません?昭和あるある自慢トーク…
- 「私たちの時代はもっと厳しかったわよ」
- 「先輩に怒鳴られるのは当たり前だった」
- 「冷房なんてなかったのに頑張ってたんだから!」
こういう昔話、ついしちゃいませんか?I(ねこはします笑)
でも、聞かされた側からすると「今の自分たちは甘えてるって言いたいの?」とモヤモヤしてしまうことも…。
🔍ノスタルジーハラスメントとは?
昔の価値観や体験を現在の基準として押しつけるような言動のこと。
特に「私たちは我慢してきたから、あなたたちも我慢すべき」という話は要注意!
ねこ達だって、おじさんたちから「昔はなぁ」なんて言われたら「まただよ…」とか思いましたよね。それと同じだけど、立場が逆になっちゃったんですよ!
💡なぜダメなの?
時代が違えば、働き方も、育ち方も、社会のルールも違います。
それを「比べて優劣をつける」のは、建設的ではないんです。
🟡こんな言い方ならOK!
- ❌「昔はもっと大変だった」
→ ✅「今のやり方って、私の頃とは違って面白いね!」 - ❌「そのくらいで辞めるなんて根性ないね」
→ ✅「自分に合う環境をちゃんと選べるのって、すごいことだよね」
50代女子は“優しいアップデーター”でいこう!

昭和〜平成を生き抜いたねこ達50代女子。
今の若い世代と接する中で、つい出てしまう“古き良き時代の口グセ”が、実は令和では“ハラスメント”になっていることもあります。
でも大丈夫。
ちょっと言い方を変えるだけで、優しくて頼れる大人の女性として見てもらえるチャンスです✨
なんだけど、どちらかというと、昭和よりの50代女子としては、時代の変化が早すぎて、ついて行けないことが多々あるんですよね~。
そんなときは、猫たちに話を聞いてもらっています。
みんな、頑張りましょうね!
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。