人生に意味はあるか?~人生でやりたいことを見つけることは正か~

フリーランス

僕はこれまで、ずっとこう考えていました。

自分の人生は価値あるもので、俺には俺の使命がある。

使命とは”やりたいこと”であり、やりたいことをいち早く見つけ、取り掛かることが大事である。

そして一度きりの人生で何かを成し遂げたい。

俺の人生には意味がある、と。

 

世間的にも「やりたいことを見つけることは正」という風潮があるかと思います。

 

ですがそれは本当なのでしょうか。

僕たちの人生に意味はあるのか?

ということについて考えていきたいと思います。

 

考えるきっかけになったのは、以下の書籍を読んだからです。

こちら「ホモ・デウス(下)」は、

  • サピエンス全史(上)
  • サピエンス全史(下)
  • ホモ・デウス(上)

に続くシリーズ4作目の作品です。

シリーズ前半の2作「サピエンス全史(上・下)」は、これまでの人類史を振り返り、これからの生き方を考えるきっかけをくれるものになります。

現生人類(ホモ・サピエンス)が、世界を支配できたのはなぜなのか?

なぜクジラでも、ライオンでもなく、貧弱なサピエンスだったのか?

なぜ他の人類(ホモ・ネアンデルタールやホモ・エレクトス)は全て滅び、サピエンスだけが生き延び繁栄したのか?

なぜサルは巨大都市を作れないのか?株式会社を設立できないのか?文明を築けないのか?

なぜ一動物にすぎないサピエンスのみがそれをやってのけたのか?

そして、金とは何か?宗教とは何か?会社とは何か?国とは何か?人権とは何か?

そういったことが書かれています。

結構面白そうじゃないですか?笑

面白いですよ。

少なくとも価値観の変化と視野が広がることは保証できるくらいの名著だと思います。

 

そして、シリーズ後半の「ホモ・デウス(上・下)」では、将来に重点を置いています。

これからの人類はどういう方向に向かっていくかという視点で書かれています。

 

やや前置きが長くなってしまいましたが、本題に戻ります。

「人生に意味はあるのか?」ということでしたね。

 

ホモ・デウス(下)の冒頭で、著者のユヴァル・ノア・ハラリ氏はこう言います。

現代というものは取り決めだ。

私たちはみな、生まれた日にこの取り決めを結び、死を迎える日までそれに人生を統制される。

この取り決めを撤回したり、その法を越えたりできる人はほとんどいない。

この取り決めが私たちの食べ物や仕事や夢を定め、住む場所や愛する相手や死に方を決める。

一見すると現代とは極端なまでに複雑な取り決めのように見える。

だから、自分がどんな取り決めに同意したのかを理解しようとする人は、まずいない。

何かソフトウェアをダウンロードし、添えられている、難解な法律用語が何十ページも並ぶ契約書に同意するよう求められたときに、一目見て、最後のページまでスクロールして、「同意する」という欄に印をつけ、後は気にしないのと同じだ。

ところが実際には、現代とは驚くほど単純な取り決めなのだ。

契約全体を一文にまとめることができる。

すなわち、人間は力と引き換えに意味を放棄することに同意する、というものだ。

出典:ホモ・デウス(下)

 

これだけだとよくわからないので解説を加えます。

近代以前までは、人々は農耕社会に生きていて産業が発展することはほとんどありませんでした。

なぜ産業が発展しなかったかというと、新しい事業を始めるための資金調達が難しかったからです。

新しく橋を掛けたり、湿地の排水を行ったり、港を築いたりするのは莫大な資金が必要にもかかわらず、誰もその資金を集めることができませんでした。

なぜ資金が乏しかったかというと、当時は信用に基づく経済活動がなかったからです。

「街中の人々からお金を集めて湿地の排水を行えば、小麦の生産高が一年で20%増加する! 増加分だけみんなの生活は向上し、豊かになれるんです! だから、僕にお金を渡してください! そうすれば、人を雇って事業を行うことができます!」

と誰かが声を上げることがあったとしても、当時はだれも信用しませんでした。

なぜなら、誰もやっていないから。

経済が成長するなど誰も信じていなかったからです。

成長を信じなかったのは、経済が停滞していたから。

こうして、停滞が停滞を招いていました。

 

新種の小麦開発や、新しいエネルギー源の発見など論外でした。

 

そして、恐ろしい感染症が流行したとしても、誰も新薬を開発する者は現れず、ただ人は神に祈るだけ。

科学の発展など起きていませんから、細菌やウイルスの存在など知る由もありませんので当然です。

 

ですから、当時は「神」が圧倒的な存在価値を持っていました。

神は人々に死後の世界まで約束し、人生に意味を与えていました。

人々の倫理観は聖書の中にあり、聖書を読めばどう生きればいいかが書いてあったのです。

 

しかし、産業革命以降、人々は経済の成長を信じるようになり、同時に大きな力を手にするようになります。

人がバタバタと死んでいく恐怖の現象は神の怒りではなく、コレラ菌を病原体とする経口感染症であること、

神に豊作を祈るよりも、新種の小麦の開発費用を投じた方が暮らしは安定すること、

人間は神が作りたもうた創作物ではなく、進化を続けてきた動物の一種であること、

こういうことを人が知るようになります。

そして現在では、バイオテクノロジーによって、まったく新しい生物を生み出すような力までもを手にしだしており、人間自体がこれまで考えられていた神に近づいていっています。

そうして、聖書に書いてあることは時代遅れになり、神の存在価値はどんどん薄れていくことになります。

 

ですが同時に、人は「意味」を見失うようになります。

これまで意味を与えてくれていた神が “死んだ” からです。(広く認知されている、ドイツの哲学者ニーチェの「神は死んだ」という言葉とはこのことです)

 

例えば、科学者は細胞の研究をすることはできても、それをどう使うかは決められません。

この研究結果を用いて、ガンの治療方法への適用はどんどん進めるべきか?

では、食物の遺伝子操作は行ってもいいのか?

犬の細胞を操作し、とびきり可愛くて人懐っこく、賢い犬を誕生させることは許されるのか?

ネズミならOK?

それでは人間のクローンを作成することは?

こうした倫理観はもう聖書からは導き出すことができません。

聖書が書かれた時代には科学など存在しなかったらからです。

それが、引用部分の「人間は力と引き換えに意味を放棄することに同意する」というところの解説です。

 

しかし人は、生きていく上で倫理の線引きは必要であるため、神中心の考え方から「人間至上主義」という考え方へシフトするようになります。

人間至上主義とは、「何が善で何が悪か、何が正しくて何が間違っているか、何が美しく何が醜いかを、ひとりひとりの心が決める」という考え方です。

だから、迷った時は自分の胸に聞いてみよ。

内なる声が、何をすべきか教えてくれるから。

というような具合です。

 

浮気の相談をセラピストに話した時、セラピストは「なんて邪悪な真似を!神に許しを乞うのです。」とは言いません。

代わりにこう言うでしょう。

「それで、”あなたは” どう感じているんですか?」

 

そして、この「人間至上主義」という新たな ”宗教” は、自由(民主)主義、共産主義、ファシズム等の宗派に分派していくことになります。

 

あまりに長くなりすぎるので、これくらいにします。

 

 

これらから、僕が人生に意味を求めるのも、この「人間至上主義」に基づいた考えであることに気づきました。

「やりたいことをやって生きていきたい」と考えるまさにその行為が、自分の内なる声に耳を傾けているんだなと。

でも、この「自分で考える」ことが重要視される現代では、自分の心に従って生きていくことは、価値があるとみなされることではあるのかなとも思います。

 

正直この記事を書きながらも考えがまとまっていなくて、書きながら考えているようなところもあるんですが(笑)

この本で学べたことで、少し視野が広がった感はあります。

でもやっぱり僕は「やりたいこと」を自分の中に探してしまうと思うし、やりたいことを達成するために行動を起こしていくと思います。

 

実はこの4作目の「ホモ・デウス(下)」はまだ読了していませんので、読み終わったらまた考え方が変わっているかもしれません。

 

ちなみに、「やりたいことを見つける」ために僕が実体験した中でおすすめの方法は、以前記事にしていますので参考まで。

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プロフィール
NEKOTA

26歳会社員が、ストリートナンパに出会い、会社を退職。
「ナンパ師×フリーランサー」という新しいライフスタイルを打ち立てる。
「ナンパを仕事に、仕事を遊びに。」をテーマに、他人に流される弱い自分を脱却し、本当の強さを手に入れる物語を発信していく。

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