ねこは、猫と暮らして50年以上。人生で猫がいなかった時がありません。
でも、一言で猫と言っても10猫10色。
みんな、それぞれ個性的です。
今日もたろさんが、猫娘のクローゼットに入って出てきません。
昨日は、花ちゃんが、名前を呼んでもおやつの名前を言っても出てこなくて、「外に逃げたか!」と肝を冷やしましたが、ねこのベッドの下にいました。
猫たちの姿が見えなくなる度に「え、私なんかした?」「具合悪いの?」って焦る気持ち、猫飼いさんならきっとわかるはず。
今回は「猫が隠れちゃう理由」と「その時どうしたらいいか」を、ゆる~く紹介します。
猫が隠れたくなる理由いろいろ
まず、猫たちが隠れたくなってしまう理由を考えてみましょう。
【怖い!】突然の音や来客にビビる
インターホン、掃除機、知らない人の声…
人間にはなんてことない音でも、猫にとっては「非常事態!」。
「安全な場所に避難せねば」と本能が働くんです。
たろさんなんて、下のしょぼい掃除機の音には反応しませんが、上のダイソンのあの吸引力には反応して、戦闘モードに入ります。が、即座に負けを認めて隠れます。
ササは、一番、ビビりな子なので、インターホンが鳴ったり、知らない人の声や気配がした瞬間には、もう姿がありません。忍者並みに素早い!
【居心地がいい】暗くて狭いのが落ち着く
猫のご先祖様は、敵から身を守るために木の上や穴の中などに隠れていました。飼い猫になっても、ご先祖から受け継いだDNAは健在。
だから、「秘密の隠れ家」が大好きなんです。
押し入れやクローゼットの中、狭い段ボール箱などなど。
ねこから見たら、「隠れてる?丸見えだけど」ってところでも、多分、本猫は、隠れているつもりなんだと思います。
とにかく、ねこは、猫たちが隠れたつもりでいる場所をいくつか把握だけしておいて、いなくなったらそこを探してみます。
そこにいたら、そーっとその場を離れて、猫の秘密の隠れ家を知っていることがばれていないようにします。
ばれたのがわかったら、また場所を変えてしまい、狭い家でも、探すのが大変なので…
【体調が悪い】なんか…しんどい…
これ、ちょっと注意です。
体調が悪くて隠れるのも、猫の本能。
暗くて静かな場所で敵に見つからないようにして、体調を整えているのです。
「いつものかくれんぼとは様子が違うな。」「食欲がないな。」と飼い主さんなら気付くはず…
そんなときは、すぐに動物病院に連絡をして相談してみましょう。
【ストレス】模様替えや引っ越しがイヤ!
犬は飼い主に似るといわれていますが、猫は、どんなに図太い人に飼われていても意外と繊細です。
ちょっと、部屋を模様替えしただけでストレスを感じて隠れてしまうほど…
引越しなんてした日には、数日、姿を見せてくれなくなってしまうことも…
もちろん、猫によっては、人が大好きで知らない人や場所も平気!って子もいますが、たいていの子は、怖がりなので、ストレスを感じているな~と思ったら、そっと様子を見守ってあげましょう。
猫が隠れたら、どうするのが正解?
飼い主としては、猫が隠れていたら心配になりますよね。もし、猫が隠れてしまったらどうするのが良いのでしょうか。
無理に引っ張り出さないで放置プレイ
具合が悪くて隠れているのではないのなら、無理に引っ張り出すのはNG!
これは、鉄則です。
無理に引っ張り出すと、飼い主への不信感がいっぱいになって、さらに奥に隠れてしまうことに…
特に、おウチに入れたばかりの子は、不安でいっぱい。自分が安心できる場所を探すのに必死です。それを、追い掛け回したら、絶対に懐いてくれなくなっちゃいますよ。
そっとしておいて持久戦です。
そばにいてあげる
無理に引っ張り出すのはダメですが、全然知らんぷりもNG。
猫って構ってちゃんの放っておいてちゃんなんです。
思い出したように声をかけてあげたり、好きなおやつをそっと置いておいてあげましょう。
「あ、この人、怖くない」と思ってくれれば、安心して出てきてくれるかもしれません。
ねこは、我慢ができなくなって、そーっと指を出して匂いを覚えてもらったりしています。それでも、もっと奥に隠れちゃうような子は、そっとしておいて、時々声をかけるくらいにしています。
隠れ場所を用意しておく
猫用の秘密の隠れ家を作っておいてあげると、何かあったら、そこに隠れるようになります。同じ場所に隠れてくれていると、飼い主も安心ですよね。
でも、敵もさるもの。ちょいちょい隠れ場所を変えて、ねこを翻弄させてくれています。
体調チェックだけは忘れずに
食欲はあるか、トイレはちゃんとできているか、水を飲んでいるかなど、普段から体調チェックを忘れないようにしましょう。
なでなでする時は、しつこくして怒られる前に、お腹や首とかにしこりがないか、特定の場所を触ると痛がるかなどもチェックできたら良いですね。
猫は隠れるのが当たり前の動物だと知っておきましょう

猫は、本能的に隠れるのが当たり前の動物なんです。
いつも、傍にいてくれるなんて、夢のまた夢。
隠れているからと言って「嫌われた…」なんて落ち込まなくても大丈夫!
ただ、本当に具合が悪くて隠れるときもあります。また、ストレスを感じて隠れていることも…
そんな時は、猫の様子を観察して、動物病院などに相談してみると良いでしょう。
それ以外で隠れているのなら、しばらくすると飽きて出てきますよ。そして、何事もなかったようにお腹の上に乗ってきたりします。
やっぱり、猫って可愛いですね~
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。